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足首の上のあたりが炎症を起こすアキレス腱炎は、スポーツをしている人に起こりがちだと思われていますが、アキレス腱炎は普段スポーツをしない方でもかかってしまう怖い病気なのです。

その上、アキレス腱炎を放っておくと将来的に断絶してしまう危険があります。

アキレス腱断絶となると完治するのに3ヶ月はかかりますので、生活にも大きく支障をきたしてしまいます。

アキレス腱断絶を防止するためにも、今すぐアキレス腱炎の治す努力を始めましょう。

そこで今回は、悪化すると超危険なアキレス腱炎の原因と対象法をご紹介します。

悪化すると超危険なアキレス腱炎の原因と6つの対処法

1 どんな症状が出る?一般人でも起こりやすいアキレス腱炎とは

アキレス腱は足首の後ろ側にあり、かかとの上部にある体の中でもっとも太い腱で脚を動かすのにとても大切な役割があります。

アキレス腱炎とは、このアキレス腱を使いすぎること(オーバーユース)によるスポーツ障害の一つです。

アキレス腱炎の症状
・アキレス腱が腫れる、痛みがある
・足の後ろを棒などで叩かれたような強い衝撃を受け、つま先立ちができない
・運動開始時は強い痛みが出るが、運動中は緩和する
・階段を使うと痛みが出る
・アキレス炎症がひどくなると普通に歩いているだけで痛くなる

アキレス腱炎はスポーツ選手をしている人だけにかかる症状と思いがちですが、実は一般の人でも、アキレス腱炎になる頻度が高い病気なのです!

2 油断してはいけない!アキレス腱炎になる怖い原因とは

アキレス腱炎になる原因はアキレス腱の使いすぎだけではありません。30代以上の方に多くみられるアキレス腱炎の原因が加齢です。

アキレス腱は25歳を過ぎた頃から老化が始まるとされており、その理由はアキレス腱を構成するコラーゲン繊維が25歳を過ぎると年とともに固くなっていくからです。

そして、コラーゲン繊維の老化により固くなったアキレス腱をスポーツなどで使いすぎると、アキレス腱の細かい部分が断絶し炎症を起こします。

これが、加齢がアキレス腱炎を起こす理由です。

加齢は誰にでも起こりますから、激しいスポーツをしていないから大丈夫と油断しないほうが良いでしょう。

3 普段の生活でもなってしまう!?アキレス腱炎になりやすい時の特徴

スポーツの最中にアキレス腱炎になりやすいのかといえばそうではなく、普段の生活を送っていてもアキレス腱炎になりやすい時があります。

アキレス腱炎になりやすい時
・急に坂を駆け上がった時
・会社のゴルフコンペや試合などで張り切ってしまう時
・普段あまり運動をしない人がスポーツやエクササイズをするとき
・偏平足の人が合わない靴を履いている時

また、アキレス腱炎に一番多い理由がウォーミングアップの不足です。

スポーツやエクササイズをする前には必ずウォーミングアップを十分にするようにしてください。

4 アキレス腱炎予防には十分なストレッチ!

アキレス腱炎の予防はストレッチをすることが最適です。

特に、偏平足の方や運動前には意識してストレッチを行いましょう。

そして、アキレス腱炎症にかからないためには、アキレス腱のストレッチは正しく行う必要があります。

アキレス腱ストレッチの正しいやり方
①壁に両手をついて足は前後に開きます。後ろに伸ばした足のアキレス腱をストレッチすることになります
②両足のつま先をまっすぐ壁側に向けます。
③徐々に体を壁側に倒し、痛気持ちいいところで30秒伸ばします。
④この時、後ろ足のかかとが浮かないように気をつけ、後ろ足のアキレス腱のあたりを意識しましょう。

このストレッチをするときは、反動をつけないよう注意してください。お風呂の後など、体がリラックスし温かくなっている状態で行うと効果が高いです。

5 偏平足の方は必見!偏平足の方のアキレス腱炎予防法

偏平足の方は本来の足のアーチが潰れてしまっているため、普通の人よりアキレス腱に負担がかかりやすくなってしまっています。

アキレス腱炎予防のためには、アキレス腱にかかる負担を減らす必要があります。

最適なのは、ヒールパッドなどのインソールを靴に入れて使用することです。

偏平足といえども個人によって足の形が違いますので、市販のものよりは足にあったインソールを作るほうがよいでしょう。

インソールを作るには、足底板療法を行っている医院にかかりましょう。

6 アキレス腱炎になってしまった時の対処法

アキレス腱炎の疑いがある場合は、すぐに病院でMRIや超音波検査を受け、医師の診断を受けてください。

何もせずに無理をするとアキレス腱断絶になるおそれがあります。

また、しばらくスポーツをやめ無理せずに安静にすることや、アキレス腱に負担のかからないスポーツに変える、ヨガなどストレッチ効果の高いエクササイズをするなど、無理のない方法で運動をするようにしてみてください。

さて、『悪化すると超危険なアキレス腱炎の原因と6つの対処法』はいかがでしたか?

アキレス腱症をほおっておくと、アキレス腱断裂の危険性を伴うため我慢は大敵ですので、アキレス腱の痛みに気づいたら、即治療するようにしてくださいね。

まとめ