インナーチャイルドという言葉をお聞きになったことはありますか?
すべての人の中にいる、「傷ついた子供」といわれる、小さいころの自分のことです。
すべての人は、子供のころに多かれ少なかれショックな出来事などで傷つくものですが、それが大人になっても癒えておらず、自分の人生に悪影響を与えることがあります。
幸せになれる気がしない、いつももう少しのところでうまくいかない、ということに思い当たる方は、インナーチャイルドが癒してほしいと訴えているかもしれません。
インナーチャイルドは大人の自分が癒すことができます。
そこで今回は、インナーチャイルドを癒して本当に望む自分になるための7つのステップを具体例を交えながらご紹介します。
インナーチャイルドを癒して望む自分になるための7ステップ
1 まずインナーチャイルドと出会う準備をしよう!好きな物を思い出す
インナーチャイルドと出会うためには、リラックスすることが大事です。
リラックスするために、自分が好きなものを思い出し、それに囲まれましょう。
このようなところから探していくと探しやすいです。
・好きなお店の雰囲気
・好きな景色の写真
・海、山、森、川、丘、草原、浅瀬、など自然の風景で好きなもの
・好きな色
・好きな小説や漫画の世界観
・好きな香り
・好きな音楽
・好きな人
自分の好きなものを見つけ、自分の生活の中に散りばめましょう。
自分の好きなものに囲まれて生活していると、リラックスできてインナーチャイルドに会うことができるようになります。
2 リラックスが必要!インナーチャイルドと落ち着いた場所で出会おう
インナーチャイルドとの会話は、自分との会話ですから、雑音がないところがおススメです
また、リラックスできることが大事なので、落ち着く場所を探しましょう。
自分の部屋でもいいですし、景色のよいところでもいいです。
できれば声を出して会話したほうがよいので、他人の目を気にせず声を出せるところを探しましょう。
その場所が見つかったら、しばらく通ってみて慣れてくださいね。
3 あいさつしよう!インナーチャイルドに話しかけてみよう
さて、いよいよインナーチャイルドに会ってみましょう。
5歳くらいの自分を心に思い浮かべてみてください。
どのような表情をしているでしょうか?
その子に向かって「こんにちは」と話しかけてみましょう。
どのような反応だったでしょうか?
初めはインナーチャイルドも戸惑って、返事をしてくれないかもしれません。
こちらを見てもくれないかもしれません。
それでも根気強く話しかけてみてください。
必ず返事をしてくれる時が訪れます。
4 仲良くなろう!インナーチャイルドとの会話を日常に
インナーチャイルドとはこれからともに歩んでいくので、いきなり「本当の自分とは」と質問するのは性急です。
まずはインナーチャイルドと仲良くなりましょう。
インナーチャイルドと日常的にしてみてください、世間話で十分です。
インナーチャイルドが何を考え、何を感じているかがわかるようになりますよ。
5 大好きになろう!インナーチャイルドをハグする
インナーチャイルドは「傷ついた子供」ですから、心に傷を負っています。
大人の自分が優しく話しかけ、大切に扱うことで、その傷は少しずつ癒えてきます。
それでも、インナーチャイルドが「自分が受け入れられているか不安だ」ということを示してきたときにはハグをしてあげましょう。
「あなたがいるから、今ここに私が生きているのだよ」とインナーチャイルドの存在や頑張りを、ハグすることで認めてあげましょう。
大人の自分が本気でインナーチャイルドを癒し受け入れる覚悟があることを、インナーチャイルドがだんだん理解するようになります。
6 本当の自分の願いを聞こう!インナーチャイルドに質問する
インナーチャイルドの傷も癒えたら、いよいよ本当の自分の願いを聞いてみましょう。
大事な話なので、落ち着いた場所での会話がおススメです。
自分が悩んでいることを飾らないで、本心をインナーチャイルドに打ち明けてみましょう。
その際、どうしたらいいか、ではなくて、自分としてはこうしたいと思うけども、インナーチャイルドはどう思うか、という質問にしましょう。
インナーチャイルドの考えていること、つまり、本当の自分の願いを教えてくれるでしょう。
7 行動に起こす!インナーチャイルドとともに歩む
インナーチャイルドが本当の自分の願いを教えてくれたら、それに沿って行動を起こしましょう。
もしかすると突拍子もないことをインナーチャイルドは言ってくるかもしれません。
今普通に会社勤めをしているのに、「本当は絵が描きたかったのだ」などと言ってくるかもしれないのです。
これはいきなり会社を辞めて絵描きになれ、というわけではなくて、「絵を描きたい」と言っているので、素直に絵を描くことに関連した行動を起こしてみてください。
「絵を描きたい」という願いなら、教室を探す、画材を買う、とにかく描いてみるといった行動を起こしてみましょう。
インナーチャイルドはどうしたらいいかわからないので「したいこと」だけを言いますが、大人の自分は方法をたくさん知っています。
インナーチャイルドとの対話から、自分が行動を起こしていけば、どんどん本当に望む自分に近づいていけるのです。
インナーチャイルドは自分そのものですから、大人の自分がはるか昔に忘れ去ってしまった、本当は好きだったこと、本当はやりたかったことなどを教えてくれます。
しかし、インナーチャイルドと話をした経験がない場合は、ステップを踏んで仲良くなることをおススメします。
これから先もインナーチャイルドは大人の自分の中で生き続けます。
ぜひ、この機会に仲良くなって、ともに本当の自分になる道を歩んでください。
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