どうせ自分なんかできない、自分ができるわけがない、という自己否定ばかりで全く行動を起こそうとしない人が周りにいますよね。
この自己否定をずっと聞いているとこちらも気分が滅入ってきそうになりますが、職場の同僚や親しい友人だと無碍に扱うことも難しく、できれば自己否定をやめて行動を越してほしいと思いますね。
自己否定ばかりで行動しない人と正攻法で付き合うとこちらも大変疲れてしまうのでおススメしませんが、自己否定ばかりで行動しない人とのうまい付き合い方があるのです。
そこで今回は、自分が疲弊しないために、自己否定ばかりで行動しない人の特徴と付き合い方をご紹介します。
自己否定ばかりで行動しない人の7つの特徴と付き合い方
1 失敗したら終わりだと思っている
自己否定ばかりで行動しない人は、行動したら成功するのが当たり前で、そうでなければ他人から馬鹿にされ、自分も自分に落胆してしまうのを知っており、それが怖くて行動できません。
しかし世の中には行動してみないとわからないことだらけですよね。
このような特徴の人には、ある具体的な行動をすることをどう感じているのかを十分聞いてみて、本人に自分がどういう理屈で行動に移せないのかを理解してもらいましょう。
特に「行動する」方向へ結論を誘導する必要はなく、本人が「自分が言い訳ばかり言って行動に移していない」と自覚してくれればそれでヨシとしてください。
結論を焦ると、余計に行動に起こさなくなってしまうのを防ぐためです。
2 プライドが高く無様な姿を見せられない
何かを行動に起こすということは、予想できることでも予想できなかったことでも、スマートに事を終わらせられない可能性があるものですよね。
自己否定ばかりで行動しない人は、スマートに事を運べない、つまり無様な姿を他人にさらすことを極端に恐れており、無様な姿を見せるくらいなら行動に起こさないほうがいいと考えてしまうのです。
無様な姿というのは
・誰か(同僚、友人、上司、後輩など)に助けを求める
・自分が策定した計画を変更する事態になる
・自分が思った通りに事が運ばない
ということを含みますが、行動する人からするとこれは無様な姿なのか?と不思議に思う点ですよね。
自己否定ばかりする人は、自己否定をしているので、まず他人から助けてもらえないと思っていますし、計画通り事が進まなければ、その原因を自分の能力の欠如だと思い込んでしまうのです。
ですから、このような人には「援助するから」という言い方では却ってプレッシャーになってしまいますから、計画を一緒に立てて共同責任とするか、もしくは具体的指示を出すと行動してくれますよ。
3 自分に課すハードルが異様に高い
ある計画を実行するにあたり、どこまでできたら達成とするかというハードルは個人個人で異なるものですが、自己否定ばかりで行動しない人のハードルは異様に高いことがあります。
それは、自分に価値を感じられないので、とても素晴らしい成果を上げないと認めてもらえないと本気で考えているからなのですが、同時にそんなことができるわけがないと自己否定してしますから、二進も三進も行かなくなって行動に起こせないのです。
このような人にはどこまで達成出来たら成功とするかというハードルを明確に、具体的に示して、とにかく行動を起こしてもらい、達成出来たら心から褒めてあげてください。
素直に喜べないのも自己否定する人の特徴ですが、回数を重ねていくうちに受け取れるようになってきますよ。
4 他人を引き合いに出して自分のダメさを力説する
自己否定の強い人は、他人と自分を比較する癖があり、まず自分が優っていると思えることはありません。
ですから、行動に起こさない理由も「〇〇さんのほうがうまくできるから」自分がする意味を感じられないと思っているのです。
このような人には「他人と比較することの無意味さ」を根気強く説いていくようにし、もし本人が得意なことがあれば「あなただから」と頼んでみてください。
とにかく自分に自信がないので拗ねている状態ですから、時間はかかるかもしれませんが「あなたが必要」というメッセージを送り続けてみましょう。
5 頭でっかちになっていてどこから行動したらいいかわからない
自己否定ばかりで行動しない人は行動しない間何をしているかというと、情報収集をしており、その知識量は大変なことになっていますが、ベースに自己否定があるので、収集する情報も自己否定のフィルターがかかったネガティブなものが多くなってしまいます。
ですから、何か行動に起こすとき、知識を上手に使うことができず、「〇〇をやったら失敗する」「××をするときはこれじゃだめだ」というように、できない方向へと考えてしまい、どこから手を付けたらよいのかがわからなくなってしまって行動に移せないのです。
このような人には、目標を与えて具体策を出してもらい、他の人も交えて精査して行動に移せる形にして行動に移してもらいましょう。
自己否定ばかりで行動しない人が集めたネガティブ情報も役に立つことがあるでしょうし、実際行動することでネガティブなことばかりが起きるわけではないと知ってもらうことができます。
6 1回目で素晴らしい成功を収めることを夢見ている
失敗することを恐れているタイプや、達成のハードルが異様に高いタイプと似ていますが、さらに厄介なタイプとして、1回目で素晴らしい成功を収めないと自分はダメだと思い込んで動けなくなっている自己否定ばかりで行動しない人がいます。
このタイプの人はとにかく夢や理想像を語りますが、行動に起こしてすぐにそうならなければみんなから総スカンを食らってしまうと恐れているので行動には移せません。
もし、この夢や理想に共感して是非実現に向けて頑張りたいと思えば、その自己否定ばかりで行動しない人にもっと聞いて何から始めたらよいかを具体的にし、どうでもいいなと思ったら適当に聞き流しましょう。
このタイプの人は自分が行動に移せないと知っていますが、しかしそれを隠したいと思っているので大風呂敷を広げてしまうのです。
7 他人から褒められても否定する
自己否定が強い人に共通した特徴ですが、他人から褒められてもまず素直に受け取る事がなく、「〇〇さんのほうができるから」「今回たまたまだから」と自分を卑下します。
ですから、このタイプの自己否定ばかりで行動しない人に「能力を見込んで」「あなただから」という普通の人なら喜びそうな言葉を添えて行動させようとしてもぎゃくこうかになってしまうのです。
このような人は、とにかくその人が出した結果を褒めて、褒められるということに慣れてもらいましょう。
素直に受け取ってくれない場合は、「私が嘘をついているとでもいうのですか、心から尊敬しているのに」と訴えてみてください。
他人の賞賛を素直に受け取らないということは、その人の気持ちを突っぱねることですから、された相手は傷つくのですよと教えてあげることも必要なのです。
自己否定ばかりで行動しない人のタイプと付き合い方についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
自己否定の程度によるところが大きいのですが、自己否定が強ければ強いほど自分に価値を見いだせていませんから、できるだけ大きな成果を出して周囲に認められようという心理が働きます。
しかし、そんなのは無理だとも思っており、自分なんかに他人が手を貸してくれるわけもないと思い込んでいるので行動に移せないのです。
ですから、小さいことから行動に移して、それでも認められるという経験を積んでもらうことが重要になります。
自己否定ばかりで行動しない人に根気よく自信をつけてもらって、行動できるようになってもらい、お互いに幸せを引き寄せましょう。
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