ちょっとネガティブなことが起きると、すぐにやる気がなくなってしまったり、自分責めが始まって動けなくなってしまったり、ストレスが溜まりすぎてしまったり、というネガティブな状態から前向きになりたい、と思うことがありますよね。
ところで、自己暗示という言葉をご存知ですか?
自分の行動や感情の決定をしている潜在意識に自分のありたい姿を伝えることを、自己暗示と言いますが、前向きになるために自己暗示が使えるのです。
ポイントは、ネガティブなものに注目してしまいがちなところを、ポジティブなものに注目する練習をすることなのです。
そこで前向きになる方法として使える自己暗示のうち、日常的にできる方法をお伝えします。
前向きになる方法として使える自己暗示の実践7ステップ
1 良いように言い換える練習をする
寝坊してしまって遅刻してしまうかも…だらしないと思われちゃう!というような時、ネガティブな気持ちになってしまいますよね。
このような時、この「遅刻しそう」の先にはネガティブなことしかない、という考え方を一旦横に置いて、急ぎながらも、ポジティブに解釈したらどうなるかな?と考えてみましょう。
・電車も遅れているかもしれない
・遅刻くらいで私の評価はそんなに下がらないんじゃない?
・何か良いことがあるから遅刻しそうになってるんだ!
と、一見「ただの自己中の都合の良い人」のようですけれども、「別の可能性を考える練習」でもあり、前向きになれるかどうかは選択肢が多いかどうかに関係しています。
頑張ってもどうせこの選択肢しかないと思ってしまうと、前向きにはなれませんが、頑張れば欲しい選択肢を得ることができるかもしれないと思うと前向きになれるのです。
しかし、ネガティブな時は自分で選択肢を狭めてしまっていますから、自分で選択肢を広げる練習をすると、前向きな姿勢にだんだんなれますよ。
2 日々目にする占いはラッキーポイントに目を向ける
良いほうに目を向ける、の練習の一つとして、「占いは良いところだけを取り入れる」方法があります。
例えば、たまたま目にした占いで、『今日のあなたは、とってもついているラッキーデー!でも忘れ物をして困りそうなので、ちゃんとチェックしてね~』と表示された場合、どの部分が一番頭に残りますか?
ネガティブな人はもちろん「忘れ物をして困る」という部分で、特に「困る」というところにフォーカスしてしまい、「今日は何かしら困るんだ、嫌だなぁ」と考えます。
前向きな人は、「ラッキーなんだ、チェックしたら忘れ物もしないんだ」と良いところと、対策法を受け取って、「今日はラッキーデー」という気分で一日過ごします。
同じ占いを見ても受け取り方でその後の気持ちが180度異なってきますから、「前向きな人だったらこの占いをどう捉えるかな?」と想像して、その捉え方を取り入れてみましょう。
3 目にして気分が上がるものをひとつ身に着ける
自分が好きなものというのは、無条件で自分の気分を少し上げてくれますが、自分の気分が上がることでネガティブからポジティブ寄りになることができます。
ですから、アクセサリー・時計・スマホ・手帳・靴・財布などの目につくものは最低一つは自分が見て気分が上がるような好きなものにしましょう。
高価なものでなくても良いので、自分が「これが好きだ!」と見るたびにニヤニヤしてしまうくらいのものがおススメです。
それは自分にとっては気分を上げてくれるラッキーアイテムなので、「ラッキーアイテムを身に着けている私はラッキーなのだ」と思いながら行動すると、少しずつ前向きになれますよ。
4 作り笑いでもOK!笑顔の練習をする
笑顔の効能は
・免疫力を上げる
・表情筋を使うのでアンチエイジングになる
・ストレス解消
など様々な効能が判明しています。
その中に、笑顔になるとストレス解消されて前向きな気持ちになれる、という効果があります。
笑顔になる時はどんな時でしょうか。
面白い時、嬉しい時、楽しい時、自信がある時など、ポジティブな気持ちの時ですが、ポジティブな気持ちの時に笑顔になる、と脳が覚えると、笑顔だったら今はポジティブな気持ちなのだ、と勘違いするのです。
これは、作り笑いでも効果があるので、落ち込んだ時、ポジティブになれないなと思う時、気持ちを切り替えたい時に、数秒で良いので作り笑いをしてみましょう。
本当に笑えることがあればもちろんそちらでも良いですよ。
笑顔を作って、気持ちがポジティブになれば前向きな気持ちになれますよ。
5 自分から笑顔を他人に向けてみる
笑顔の練習ができてきたら、次はその笑顔を周囲に伝染させてみましょう。
電車の中で、全く知らない赤ちゃんが満面の笑みで笑いかけてきたら思わず笑顔を返してしまいますよね。
そしてそれだけなのに心は少しあったかくなっていますよね。
笑顔は伝染するのでこのような現象が起こります。
見ず知らずの人にいきなり笑顔を向けるのはハードルが高いので、職場や家庭で笑顔を振りまいて笑顔を伝染させてみましょう。
周囲の人に笑顔が伝染して、皆がポジティブな気持ちになれば、そこがポジティブで前向きな場になるので、自分も前向きでいられやすくなりますよ。
6 『すみません』をやめ『ありがとう』と言うようにする
前向きになる自己暗示のなかで、感謝を表したり受け取ったりという方法も有効な方法です。
日常生活で「すみません」という言葉を多用している人は、是非それを「ありがとうございます」に変えてみてください。
「すみません」という言葉は謝罪の言葉で自分が悪いです、と言っていることになりますが、相手はあまり気にしませんが、「すみませんすみません」と自分が一番聞いています。
そうすると、「自分は周囲に迷惑かけ通しの役立たずなのだ」と無意識に思ってしまうので、前向きな姿勢になれないのです。
「すみません」を「ありがとう」ということで、他人からの好意を快く受け取ることができ、「自分は役立たず」などという自己卑下に結び付くこともありません。
「すみません」は口癖になってしまっているので、意識して「ありがとう」に変えていくと、自分が少しずつ前向きになれることを実感できますよ。
7 心から素敵だと思う人と接する
類は友を呼ぶとは言いますが、ネガティブな人の周りには、同様にネガティブな人が集まっているもので、同じようなネガティブな話をしています。
この状態だと「前向きにはなりたいが前向きな状態や前向きな人に現実味を感じない」ので、前向きになることに踏み出せないのですね。
このような時は、「自分が前向きだなと思っている人」に会って話をしてみましょう。
前向きでいられる理由を聞いても良いですし、全く関係ない話をしても良いですし、大事なのは「前向きな人の雰囲気に触れて、考え方を知る」ことです。
接していく中で、「自分が目指す前向きな人像」が固まってくると、自分も前向きになろうという気持ちも湧いてきますし、目指しやすくなりますよ。
前向きになる方法として使える自己暗示の中で、日常生活でできる方法をお伝えしましたがいかがでしたか?
前向きそうに見える人も、いつでもどこでも前向きでいられるわけではありませんが、自分なりに前向きな考え方に戻れる方法や気分の持ち方を知っているのですね。
ですから、前向きであることを目指すときも、ネガティブになってしまう自分を排除したり責めたりするのではなくて、ネガティブな自分をどのように取り扱えば前向きになれるかな、と考えながら行動してみましょう。
いきなり前向きにはなれませんが、毎日コツコツ続けていくと気づいたときには前向きな人になれていて、幸せになっていますよ。
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