寝汗がひどい時に疑うべき病気と対処法

寝汗がひどい時に疑うべき病気と対処法

朝起きて、または夜中に目を覚ましたとき、異常に汗をかいていてびっくりした経験はありませんか?

季節の変わり目などで、夜間の気温が予想していたよりも高いときなどは、暑さから汗をかいてしまうこともあります。

しかし、暑くもないのに大量の寝汗をかいていたら、「おかしいな」と感じますよね。

実は、ひどい寝汗が、何らかの病気によって引き起こされていることもあるのです。

そこで今回は、寝汗のそもそもの原因と寝汗から疑われる病気、寝汗への対処法をご紹介します。


寝汗がひどい時に疑うべき病気と対処法


1 どうして寝汗をかくの?寝汗の役割


就寝中にかく汗・寝汗には、睡眠中の体温調節という大切な役割があります。

汗には、気化熱によって皮膚の温度、さらに体温を下げる働きがあり、この働きによって体温や体のコンディションが正常に保たれているのです。

気温の高い日や運動後、厚着などによって体温が上がり過ぎてしまったとき、汗を出して体温を下げようとします。

寝汗も、日中の発汗と同様に体温を下げる役割りをしており、寝汗によって体温が適度に下がるため、私たちはぐっすり深く眠ることができるのです。

健康に特に問題のない方の寝汗は、一晩でコップ1杯程度の量で、入眠後1~2時間に分泌されますが、量やタイミングが適切であれば、寝汗をかいていることに気づかないものです。

つまり、寝汗が気になるという場合は、体に何かしらの問題が起きていると考えられるのです。


2 異常な寝汗に要注意!疑うべき4つの症状


ぐっすり眠るために寝汗は必要なものですが、大幅な体重減少が見られる程汗の量が多かったり、起床後に疲労感を感じる場合には何らかの症状あるいは病気が疑われます。

寝汗のかき過ぎで疑われる4つの症状

自律神経失調症

過度のストレスや疲労などで自律神経のバランスが乱れると、睡眠中も交換神経が優位な状態になり、発汗のコントロールが上手くいかなくなります。
寝汗の他に、気分の落ち込みや倦怠感などの症状があります。

更年期障害や月経前症候群

ホルモンバランスの乱れが自律神経の乱れを引き起こし、心身に様々な症状が現れます。
更年期障害でよく見られる突然の発汗・ホットフラッシュは、就寝中に起きることもあります。

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンの過剰分泌によって、疲れや多汗、動悸など様々な症状が現れます。
自律神経失調症や更年期障害共通の症状も多いため、早期に正確な診断を受けて、治療する必要があります。

風邪

風邪を引いている時には、体内にはいたウイルスを追い出すために熱が出ます。
発熱すると、体温を下げるために汗をかきますから、自然に寝汗の量も多くなります。
風邪だけではなく、微熱や発熱を引き起こす、様々な感染症や疾患にかかっている時も同様に、寝汗の量が増えます。

上記以外でも、飲酒後いつの間にか眠ってしまい、起きてからひどい寝汗に気づくという経験をしたことのある方もいるのではないでしょうか。

これは、アルコールが分解される時に体内で発生するアセトアルデヒドの排出を促すために、飲酒後は発汗しやすい状態になっていることが原因ですから、病気ではありません。

一時的なものであれば心配ありませんが、微熱が続いて倦怠感がある、咳や胸の痛みなど気になる症状がある場合には、早めに医療機関を受診してくださいね。


3 寝汗から卒業!生活習慣を改善して対処する


寝汗で悩んでいるものの、医療機関の検査や診察の結果、特に問題が見つからなかったという方は、生活習慣の乱れやストレスが寝汗の原因かもしれません。

これから、寝汗にお悩みの方にありがちな生活習慣をご紹介しますので、思い当たることがないか、チェックしてみてくださいね。

異常な寝汗の原因となる6つのNG生活習慣

・起床、就寝時刻が不規則である
・毎日忙しく、十分に休む時間がない
・喫煙や飲酒の習慣がある
・仕事や家庭でトラブルを抱えている
・食事時間や回数が不規則、栄養バランスの偏った食事をしがち
・甘い物、カフェインの摂取量が多い

このような生活習慣は、自律神経やホルモンバランスに悪影響を及ぼしますから、寝汗以外にも様々な体調不良の原因となります。

また、ストレスや疲労が蓄積してくると、まだ病気にはなっていなくても、寝汗の量が増えたと感じることもあります。

これは心身が休息を必要としているサインですから、できるだけリラックスできる時間を取り、ストレスを上手く解消して、深刻な状態になる前に生活習慣を見直し、心身のコンディションを整えていくことが大切です。

寝汗がひどくて熟睡できない状態が続くと、体調不良がさらに悪化する可能性もあります。

そうならないためにも、ご自身のライフスタイルに合わせて、できることからで良いので生活習慣を一つずつ改善していきましょう。


4 季節に合わせた対策を!寝室環境改善で寝汗を解消する方法


寝室の環境を整えることで寝つきが良くなり、大量の寝汗に睡眠を妨げられることなく、朝まで快適に眠れるようになります。

寝汗が特に出やすいのは、夜間も室温が下がりにくく湿度の高い夏場や、室温を上げるために、保温対策が過剰になりやすい冬場です。

そこで、寝汗予防に効果的な、夏と冬の快眠環境の作り方をご紹介します。

寝汗を防いで快眠!夏と冬の寝室環境の整え方

エアコンを26〜29℃にして、室温を下げます。
綿や麻などさらっとした天然素材のパジャマを着て、汗の不快感を軽減します。
冷却シーツなど、体を冷やす機能の高い寝具を活用しましょう。

化学繊維の寝具やパジャマは布団の中を蒸れやすくするため、できるだけ天然素材のものを選びます。
保温や発熱効果の高い寝具や電気毛布などを併用している場合は、枚数を減らしてみることも検討しましょう。
そして、就寝前に体を温めすぎると寝汗の量が増えますから、就寝直前の入浴や激しい運動は控えましょう。

夏場は高温多湿の気候、冬場は過剰な保温による体温上昇が、寝汗の量を増やす原因になります。

季節によって寝汗の原因も異なるため、季節や寝室の環境に合わせた対策が有効です。

特定の季節の寝汗にお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね。


5 快眠のために導入すべき3つの習慣


先程、生活習慣が自律神経やホルモンバランスに与える影響についてご紹介しましたが、分かってはいても、なかなか生活習慣を改善できないという方も多いのではないでしょうか。

そんな方は、気持ちよく眠って気持ちよく起きる、睡眠のリズムを整えることから始めてみませんか?

良い睡眠習慣は、体のコンディションを良好にして、気持ちを前向きにしてくれます。

さらに、生活全体のリズムを整える効果もあるのです。

そこで、睡眠の質をアップさせ、続けるだけで睡眠のリズムを整える効果のある、寝る前の習慣をご紹介します。

快眠のために導入すべき3つの習慣

寝る1時間前には明かりを弱くする

興奮している副交感神経をしっかり休めてあげる為に、寝る1時間前には明かりを弱くしましょう。

脳に刺激になるものを寝る前に見ない

パソコン、スマホ、テレビなどの強い光を発するものを見ないようにしましょう。

心を落ち着けられる寝る前の時間を持つ

読書や癒しの音楽を聞くなど、ゆったりした時間を過ごせるようにしましょう。

眠くなるまで待つのではなく、眠くなるような環境を自分で作っていくことが、生活リズム改善の近道になります。

入眠がスムーズになり熟睡できれば、自然に起床時刻も早くなるため、良いサイクルが生まれ、健康的な睡眠習慣が身に付きますよ。

ちょっとした心がけで快眠できますから、ぜひ試してみてくださいね。


寝汗は深い眠りには欠かせないもので、正常な量の場合には、特に心配することはありません。

一方で、寝室の環境や気候、発熱など、異常な寝汗の原因には様々なものがありますが、心身の不調による寝汗は、体からのSOSのサインです。

寝汗が大変な病気の前触れの一つということもあるため、他に気になる症状がある場合やセルフケアでも寝汗が改善されない場合には、医療機関を受診してくださいね。

寝汗の原因がストレスや過労であるることも多いため、生活習慣や寝る前の過ごし方を工夫してみましょう。

まとめ

寝汗がひどい時に疑うべき病気と対処法

1 どうして寝汗をかくの?寝汗の役割
2 異常な寝汗に要注意!疑うべき4つの症状
3 寝汗から卒業!生活習慣を改善して対処する
4 季節に合わせた対策を!寝室環境改善で寝汗を解消する方法
5 快眠のために導入すべき3つの習慣


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