社会人の常識!葬儀の服装と気をつけたい作法5つ

Why So Serious?
Ashley MacKinnon

葬儀の際の服装や作法、「完璧だ」と胸を張れる方は意外と少ないのではないでしょうか。

訃報は前もって知らされるものではないので準備もできませんし、社会人の常識だと考えられているので誰かに尋ねるわけにもいきませんよね。

実は葬儀には服装の決まりごとだけでなく細かい作法もあり、きちんと身につけられていないと遺族の方や参列者の方々に失礼になってしまうことも、、

故人とのお別れをする大切な場だからこそ、社会人として恥ずかしくない作法を知っておきたいですよね。

そこで今回は、葬儀の服装と気をつけたい作法5つについてご紹介します。


社会人の常識!葬儀の服装と気をつけたい作法5つ


1 葬儀の際の服装とは


葬儀の際の服装には意外と細かいルールがたくさんあり、実は普段のスーツのネクタイと靴下を黒に変えるだけでは、葬儀の際に相応しいとは言えないのです。

そこで葬儀の際の服装についてご説明します。

葬儀の際の服装

・シングル、ダブルのブラックスーツ
・シャツは白で無地のもの
・ネクタイ、靴下は黒で無地のもの
・結婚指輪以外のアクセサリーは外す
・時計はつけない
・ネクタイピンはNG
・ハンカチは白か黒の無地
・傘は地味な色のものを

急な訃報で勤務先などから直接葬儀に向かう場合は、ダークスーツに黒のネクタイと靴下という服装でも失礼にはあたりません。

ネクタイピンやハンカチなどの小物は見落としがちな部分ですので、一度しっかりと確認してみてくださいね。


2 香典の作法


葬儀の際に最も作法が問われるのは香典ですが、不祝儀袋の選び方や記名の仕方、いくらほど包めば良いのかなど、悩むポイントも多いですよね。

そこで、香典の作法と包むべき金額の目安についてご紹介します。

香典の作法

・宗教によって表書き、水引の色が異なる
仏式では黒白か双銀の水引の袋に「御霊前」「御香典」とし、神式では黒白か双銀、双白の水引の袋に「御玉串料」「御榊料」とします。
キリスト教式の場合は白地の封筒でも構いませんが、表書きは「御花料」などとします。

・記名は薄墨筆ペンで書く
記名には100均ショップで手に入る薄墨の筆ペンを使いましょう。

・裏面は慶事と逆に
香典袋の裏は、上の折りを下の折りにかぶせます。

・中袋には必ず住所、氏名を書く
中袋の裏には集計する人の手間をかけないために住所、氏名を書きましょう。金額も併せて記入しておくと作法としては満点です。

金額の目安
・友人や友人の家族や隣人:5000円
・職場関係:5,000円~10,000円
・叔父叔母や祖父母:10,000円~30,000円
・兄弟姉妹:30,000円~50,000円

香典は遺族の方が香典返しに悩まない程度の金額を目安にしましょう。

香典を包む際には、宗教ごとの作法の違いに注意してみてくださいね。


3 参列の際の作法


葬儀に参列する際には、遺族の方への挨拶、受付など、作法が問われる場面が数多くあります。

そこで、参列の際の作法についてご紹介します。

参列の際の作法

・お悔やみは小さな声で短く
・遅刻は絶対にNG
・やむを得ず途中退席する場合は末席に座る
・香典は相手から表書きが読めるようにして渡す
・香典は両手で渡す
・芳名帳に住所氏名を記入し、黙礼する

「ご冥福をお祈りします」という言葉は元々あまり良い意味では用いられていなかったので、お悔やみを述べる際にはNGです。

参列の際の作法を身につけて、遺族の方に失礼になることのないようにしましょう。


4 焼香の際の作法


焼香はほとんど葬儀の場でしか行うことがないので、あまり正式な作法を知らず「なんとなく前の人のやり方を真似している」という方も多いのではないでしょうか。

そこで焼香の際の作法についてご紹介します。

焼香の際の作法

①遺族に一礼し、焼香台へ進む
②ご遺影を仰ぎ、黙礼する
③右手で香をつまみとる
④額に押しいただく
⑤香を香炉にくべる
⑥合掌して一礼し、遺族の方に一礼して席に戻る

焼香には心身を清めるという意味もあります。焼香は法要の際にも必要になるので、ぜひ正しい焼香の作法を身につけておきましょう。


5 やむを得ず葬儀に参列できないときは


葬儀の連絡を受けたら基本的には断らないのがマナーですが、どうしても参列できないときもありますよね。

そこで、やむを得ず葬儀に参列できない際の作法についてご紹介します。

やむを得ず葬儀に参列できないときは

・弔電を送る
ご遺族は葬儀の準備などで忙しい時期ですので、まずは電話ではなく電報でお悔やみをしましょう。

・弔問をする
葬儀が終わった後に、ご遺族の意向を確認した上で家を訪ね、お悔やみをしましょう。
弔問の際には喪服や黒一色の服はNGですので、落ち着いた色の平服で伺いましょう。

葬儀に参列することが一番ですが、どうしても参列できない場合は、弔電と弔問でお悔やみの意をあらわしましょう。

まずはご遺族の意向を確認して、ご遺族の負担にならないようにしてみてくださいね。


さて、『社会人の常識!葬儀の服装と気をつけたい作法5つ』はいかがでしたか?

今回ご紹介した5つの作法をしっかり身につけて、葬儀の空気を壊さずに故人とのお別れをつつがなく行えるように準備しておきましょう。

まとめ

社会人の常識!葬儀の服装と気をつけたい作法5つ

1 葬儀の際の服装とは
2 香典の作法
3 参列の際の作法
4 焼香の際の作法
5 やむを得ず葬儀に参列できないときは


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