寝食も忘れてゲームにのめり込んでしまう人が珍しくなくなってしまった現代ですが、やはりゲーム依存症になってしまうと社会生活を送るうえで様々な障害が発生してしまいます。
彼氏や友達、夫、子供など身近な男子がゲーム依存症になってしまったら、心が痛みますし、またなってしまう可能性があったらどう対処したらいいのか分かるといいですよね。
ゲーム依存症はゲームを取り上げれば済むという簡単な問題ではなく、もともと存在している心の隙間にゲームが収まってしまっている状態です。
そこでゲーム依存症に陥りやすい男子の特徴と、上手な付き合い方を具体例を示してお伝えします。
ゲーム依存症に陥る男子の7つの特徴と上手な付き合い方
1 寂しがり屋である
ゲーム依存症の男子は、取りつかれたかのようにゲームに熱中しますが、それはゲームをしている間はいろんなことを忘れることができるからなのです。
現実世界での惨めな自分、例えば
・友達がおらず一人ぼっちの自分
・家族から相手にされていない自分
・職場で浮いている自分
などをゲームをしている間は忘れることができます。
人間関係を求めながらも、自分から人間関係を諦めて拒絶してしまっている状態です。
このような男子は少しずつ現実世界の人間との交流を持つように連れ出し、寂しさを徐々に癒していくと、自然と適切なゲームとの付き合い方ができるようになりますよ。
2 レベルを上げたりアイテムを入手したりするのに熱中する
ゲーム依存症にもタイプがあり、本人が自覚していて辞めたいのに辞められないタイプがこのタイプです。
ゲームは続けさせるためにとても巧妙にできていますから、もう少し頑張ればあのアイテムが手に入る、もうちょっとやればレベルが上がる、という状態を常に提供するように作られています。
ゲーム依存症に陥ると、このエンドレスの状態から自分の意志では抜け出せなくなってしまうのですね。
このような時は、まず「どれだけの時間をゲームに割いているのかを自覚させる」ことがとても重要なので、1日の過ごし方を時間を追って記録してもらいましょう。
おそらく起きている時間はほぼゲームに費やし、そうでない時間もゲームのことを気にしながら過ごしていることが客観的にわかります。
そこで初めて「ゲーム時間を短縮すること」を助言し、睡眠時間を確保するような短縮の仕方を共に考え行動するよう促しましょう。
3 現実生活よりもゲームのほうが大事だと考えている
現実生活に楽しさを感じられなかったり希望を見出せなかったりすると、現実逃避をしてゲームを始めてしまい、ゲーム依存症になってしまう場合があります。
このような場合は、現実を充実させると自然とゲームとの距離感も適切になっていきますので、まずは「現実が充実している感覚」をどうやったら得られるのかを考えてみましょう。
ゲーム以外の場所で安心できる場所が彼にはあるでしょうか。
ゲーム依存症に陥る男子の身近な人間関係を見直し、安心できる場所を作り、誘ってみましょう。
4 自分の意志でゲームを止めることができない
先述した原因と似ていますが、ゲーム依存症に陥る男子はゲームをすることが一番大事になってしまい、その他のことに楽しみを見いだせなくなっていっている状態です。
ゲーム依存症に陥っている男子の中には、自分の意志でゲームを辞めることができずにずるずると一日を過ごしてしまうことに無力感を覚え、自分ではどうにもならないのだと諦めている男子もいます。
このような男子には、少しだけ外に連れ出し、外の空気を味わってもらうことを繰り返してみましょう。
出来れば約束をし、それで会いに来てくれたら喜んで見せてください。
自分の意志でゲームを止めることができることは、ゲーム依存症に陥りやすい男子にとっては一つの自信にもつながることなのです。
5 ネットゲームの場合ゲーム中の人間関係を切れない
ネットゲームにはまっている男子は、自分のことを丁重に扱ってくれるネットゲームの人間関係をとても大事にしますし、律儀です。
自分のことで助けてもらったり手伝ってもらったりしたら、必ずお返しとばかりに自分の睡眠時間を削っても手伝いをするためにゲームに没頭します。
それはそれで素晴らしいことですが、現実の人間関係がその分壊れていっていることにゲーム依存症に陥りやすい男子は気づきにくいのも事実です。
当たり前にある家族や友人の大切さを忘れているわけではないのですが、ゲームと比較すると圧倒的に【頼りにされている感じ】を感じられないので、自分は必要とされていないと感じてしまうのですね。
ですから、ゲーム依存症に陥りやすい男子の得意なことなどは思い切ってお願いして頼りにしてみてください。
現実世界でも自分が必要とされていると分かれば、ゲーム依存症に陥りやすい男子はゲームと上手な距離を取れるようになりますよ。
6 現実生活で上手くいっていないと感じている
ゲームは多くの人が楽しんでいますが、ゲーム依存症に陥りやすい男子は現実世界よりゲームのほうが面白い、現実世界はつまらないと感じています。
それは、ゲーム依存症に陥りやすい男子は現実世界で自分だけ上手く行っていないと考えているからで、他の人は順風満帆に人生を過ごしているように見えるが、自分だけいろいろとハンデを負って生きている、と現実世界を悲観しているのです。
しかし「現実世界が上手く行っている」とは具体的にどういうことなのか、「上手く行っていない自分の状況」というのはどういうことなのか、ということについては意外とはっきりわかっていません。
ゲーム依存症に陥りやすい男子の言い分を頭ごなしに否定するのではなくて、どういう点について上手く行ってないと感じるのか、という思いをゆっくり一緒に整理するつもりで聞いてあげてください。
人に話すことでゲーム依存症に陥りやすい男子自体も自分の思考の整理になりますし、少しずつではありますがゲームとの良い関係を作れるようになりますよ。
7 自己否定が強く自分に自信がない
ゲーム依存症に陥りやすい男子は現実世界に出る勇気がないタイプでもあります。
分かりやすく弱気だったり、または自分のことなど理解できる人間はいないと言ったようにプライドが高かったりしますが、共通しているのは「自分に自信がない」ということです。
ゲームをし続けることでゲームに対する自信は付きますが、現実世界に対する自信は付きません。
周囲の人はそんな彼の状態をみて心配にもなるでしょうが、不安に思うばかりではなくて、彼の存在自体に感謝を表してみてください。
「いてくれてありがとう」と言うのができそうになければ、空想の中でも「ありがとう」と言うだけでも効果があります。
しかしすぐには変化しませんので、根気強く続けてみてくださいね。
人間が生まれつき持っている喜びの一つに「自分の存在を認められる」「他人から感謝される」というものがあります。
これが満たされると自分に自信を持てるようになり、その結果ゲームと良い距離感で付き合えるようになりますよ。
ゲーム依存症に陥る男子の特徴と付き合い方について、注意点と共にお伝えしましたがいかがでしたか?
ゲーム依存症と聞くと、ゲームを取り上げればよいと短絡的に考えてしまいがちですが、ゲーム依存症の男子にとってはゲームは生活の全部と言ってもいいくらい大事なものです。
誰でも自分がとても気に入っているものを力尽くで取り上げられたら、気持ちの良いものではありませんね。
目指すべきは、ゲームに操られている男子ではなくて、ゲームを自分の意志でコントロールできる男子です。
そのためには、ゲーム依存症に陥りやすい男子の心の隙間を理解し、本人に寄り添い、本人に力があることを信じることが重要になります。
ここに挙げた方法を上手く使いながら、現実世界もゲームと同じくらい興味深くて面白いのだということを思い出させることができたら、ゲーム依存症に陥りやすい男子と共に幸せを引き寄せることができますよ。
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