With friends / Erik Cleves Kristensen
「人付き合いの基本は思いやりだ!」「思いやりを持って人に接しなさい」このような言葉をよく耳にする方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、思いやりと言われても何だか抽象的で、わかりづらいですよね。
思いやりのつもりでしたことや、親切のつもりでやったことが「おせっかい」「余計なお世話」と言われてしまうこともありますから、自分から何か行動を起こすことを避けている方も少なくありません。
しかし、それは本当に相手のことを「思いやる」ことができていないのが原因で、放っておくこと、干渉しないことが、実は思いやりのある行動になることもあるのです。
そこで今回は、人付き合いが楽になる対処法5つについてご紹介します!
思いやりとは干渉しないこと?人付き合いが楽になる対処法5つ
1 本当の意味での思いやりとは
誰しも「思いやりを持って人に接したい」「思いやりのある人間になりたい」と思いますが、思いやりとおせっかいの境目、実は結構難しいですよね。
そこで、本当の意味での思いやりについてご紹介します!
本当の意味での思いやりとは、見返りを求めずに相手が求めていることを行うことなのです。
行動の基準が自分ではなく相手に置かれているのが、思いやりのある行動の特徴です。
「これをしたら相手が喜ぶかな」「相手の役に立つかな」と思っても、すぐに行動に移さずに、相手の反応だけではなく、その後のことまで考えを巡らせてから、実際に行動するかを決めることが大切です。
完璧に実践することはなかなか難しいですが、まずは相手の立場に立ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
2 「おせっかい」と言われない思いやり習慣
相手への思いやりのつもりでした行動でも、「おせっかいだ」と言われたことはありませんか?
そのようなときは、相手が求めていることより「やりすぎてしまった」ことや、やり方が悪かったために「相手を傷付けてしまった」ことが原因であることが多いのです。
そこで、おせっかいだと思われない、思いやり習慣についてご紹介します!
相手に何かをしてあげるだけでなく、相手に不快感を与えないことや言葉で気遣うことも立派な思いやりです。
一方で、言葉を掛ける時にも注意が必要で、言葉の選び方を間違えると、その意図がなくても相手に不快感を与えてしまうこともあるのです。
多くの方が傷つく言葉や下品な言葉を使うことはもちろんNGですが、良くも悪くも受け取られる言葉や解釈が様々ある言葉も、思わぬ誤解を招く恐れがあります。
どのような言葉を使うかで、自分が普段接している考え方や大切にしていること、相手への本心が伝わってしまいます。
あまり難しく考える必要はありませんが、常識の範囲内で、相手にポジティブな印象を与える言葉選びを心がけてくださいね。
また、ご自分の行動がおせっかいかどうか判断できないときは、思い切って相手に聞いてみるのも一つの方法ですよ。
ぜひ、明日から「おせっかい」と言われない思いやり習慣を実践して、人間関係を良くしていきましょう!
3 職場の人との付き合い方
職場の人とは長い時間を共に過ごしますが、友人ほど気楽に接することはできず、上下関係もあるので「職場での人付き合いが苦手だ」という方も多いですよね。
そこで、職場の人との付き合い方についてご紹介します!
職場では仕事をこなすことが最も重要なので、事務的なやりとりに支障がない範囲の人付き合いで十分です。
また、仕事について注意を受けたとき、ひどく落ち込んでしまうこともありますよね。
これは、自分自身が否定されたように受け取ってしまうことが原因ですが、ほとんどの場合はあくまで「仕事の出来」について注意を受けているため、職場で注意されたときは、自分は切り離して考えて良いのです。
仕事のやり方や内容だけに注目し、「どこをどのように改善すべきか」を検討すると、注意を受けても落ち込みにくくなりますよ。
職場の人間関係について悩んでいる方は、ぜひご紹介した対処法を実践してみてくださいね。
4 友人との付き合い方
「友人のはずなのに思ったことが言えない」「なんとなく惰性で友人関係を保っている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あまり得意ではない人との付き合いで時間を使ってしまって、本当に仲良くしたい友人との時間が減ってしまうのはもったいないですよね。
そこで、友人との付き合い方についてご紹介します!
金銭の貸し借りや礼儀を欠くことはトラブルにつながるだけでなく、相手にとって失礼にもなるので注意が必要です。
また、あまり得意でない人との関係は思い切って断つことで、本当に大事にしたい友人と会う機会を増やすことができますよ。
ぜひ「友人関係が上手くいかない」と悩んでいる方は、相手と自分とのバランスや、無理のある人間関係を築いていないかについて考えてみてくださいね。
5 人間関係に疲れてしまったら
人間関係を円滑に保つように努力していても、どうしても疲れてしまうことはありますよね。
そこで、人間関係に疲れてしまったときの対処法についてご紹介します!
人間関係に疲れてしまった時には、一度その関係から離れて、客観的に人間関係を見直してみる必要があります。
どうしても保っておきたい関係であれば、上手に気分転換をすることも重要ですよ。
人間関係に疲れたときは、ぜひご紹介した対処法に取り組んでみてくださいね。
思いやりには何かをすることだけでなく、言葉や態度も含まれていることがわかりますよね。
また、人間関係を円滑に保つために、ご自分でできる対処法が意外とたくさんあることもおわかりいただけたでしょうか。
今回ご紹介した対処法を実践するだけで、人間関係を良好にするだけでなく、不要な人間関係を断って本当に大事にしたい人との時間が保てるようになります。
ぜひ、人間関係にお悩みの方は、まずご自分の人間関係を見直すところから始めてみてくださいね。
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