ほっとする場所がそれぞれの家庭なのに、その家庭が穏やかではないと、家に帰るのが嫌になってしまいますよね。
家族という関係性もあってなかなか家庭不和が修復されず、だんだん疲れてきてしまってもう縁を切りたいとすら思ってしまうこともあります。
しかし、家庭はやはり素晴らしいものであり、そして家庭の問題は意外と奥が深いのです。
家庭のすばらしさを思い出すことができれば、解決に前向きになることができますからね。
そこで今回は、家庭不和で疲れた心を癒してくれる名言の数々と意味をお伝えします。
【心に響く言葉】家庭不和で疲れた心を癒す7つの名言と意味
1 マーガレット・サッチャーの名言
「家庭の問題を理解している問題なら、国家の課題も理解できるだろう。」
家庭問題は国家の課題と同じくらい、重要なものなのだと示している言葉です。
大したことではないのだから、誰かが我慢してやればいい、自分が抱えこめばいい、外には相談しなくていい、と場当たり的な対応をしてはいけません。
誰かが犠牲になる方法は、いずれ必ず破綻が訪れます。
ですから、家庭問題は本腰で取り組む重要なものであると、認識を変えましょう。
2 アンドレ・モーロアの名言
「家庭とは、人がありのままの自分を、示すことができる場所である。」
家庭で家族がとる態度について表した心に響く言葉です。
人間は本来、自分や他人を傷つけないようにできています。
しかし、家族によって傷つけられるとき、家族が傷つくとき、その人は本来の素晴らしい姿から遠ざかってしまっています。
家族が家庭で醜い姿をさらすとき、それは苦痛ではありますが、その人の本来の姿を見せてくれていると考えましょう。
本人は苦しくて仕方がないのです。
まずは他の家族が、本人が苦しがっていることに気づくことが大事です。
そして対策を取りますが、間違っても自分含めた他の家族が犠牲にならないように気をつけましょう。
誰かの犠牲の上に成り立つ幸せは、本当の幸せではありません。
家庭でありのままの姿をさらしても、本人も他の人も傷つかず、幸せな日々を送ることはできます。
家族一人一人の幸せを真剣に考えてみましょう。
3 ながれおとやの名言
「家族は、いないと不便だが、いたらいたで不便である。」
家族は素晴らしいものだけど、確かにうっとうしいと感じることがありますよね。
しかし、何もかもがスムーズにうまくいく生活は送ってみると意外につまらないものです。
家族であるが故の問題が起こることもありますが、それも含めて人間関係を興味深く観察してみてはいかがでしょうか。
「家庭不和がある家族」という大きな枠を一旦脇におきましょう。
そして、「この家族はこういうところがいいところ、楽しいところ」と、「この家族はこういうところが自分は嫌いだ」というように、分けて考えてみましょう。
問題は小さくするほうが解決しやすいのです。
そのきっかけである家族にはいいところも悪いところもあると教えてくれる、心に響く言葉です。
4 リチャード・H・モリタの名言
「家族を愛するということは本能なんだ。人間は家族を愛せずにはいられない動物なんだよ。だから、その家族を愛せない、そして愛されないということは苦痛なんだ。」
どうして家庭が不和であることは人に多大なストレスを与えるのでしょうか?
その答えが、この心に響く言葉にありますね。
家族を愛することが人間の本能だからです。
その家族は、生まれたときの家族かもしれないし、自分で作った家族かもしれません。
しかし、家族を愛することが本能である以上、家族を愛せないことはとてもストレスなのです。
愛は先に示すものです。
愛せる根拠が何もないと思えても、まずは探してみましょう。
愛したいと思って行動することは、すでに愛しているということなのです。
家族に愛されないことも悲しいことですが、愛するか愛さないかということはその人の自由なので、その人に任せましょう。
5 ジョセフ・マーフィーの名言
「感謝は人間関係をうまくするコツです。あなたは自分の夫に妻に、家族に友人に、上司に、部下に感謝していますか。」
家族は近くにいすぎて、その存在が当たり前になってしまっています。
存在だけではなくて、してくれることも当たり前に思っていませんか?
心からの感謝があるところには、心が痛くなるような問題が起こることはありません。
もし何かの逆境があったとしても、家族で力を合わせて乗り越えることができます。
しかし、家庭不和で心を痛めているのなら、やはり感謝が家庭にないのです。
例えば、
・お給料を入れてくれること
・家事をしてくれること
・育児をしてくれること
・元気であること
・成長してくれていること
という、家族なら当たり前にしていることがありますが、これにも感謝してもいいのです。
これらのことがあるから、自分は生活を送れているのです。
あるのが当たり前のものなどありません。
しかし、心から感謝しないと上辺だけのありがとうは家族にバレてしまいますので、心から感謝できることを探して感謝しましょう。
一つ感謝ができるようになると、他のことにも感謝ができるようになります。
そして、それは他の家族にも広がっていきますよ。
6 日野原重明の名言
「家庭とは、「ある」ものではなく、手をかけて「育む」ものです。」
家族になったら家族らしくなるのではありません。
結婚したらいきなり夫婦らしくなれるのではなくて、しばらくは試行錯誤の日々が続きます。
どうしてこのようなことをするのか/しないのか、こんなこと常識でしょう!?とイライラしながらも、お互いの価値観を表明して、すり合わせていくうちに、夫婦になっていくのです。
それは家庭も同様で、頭数がそろえば家族、となるのではないのです。
家族が穏やかに生き生きと過ごすにはどうすればいいのか、を家族の中で試行錯誤していくのです。
それを、この心に響く言葉では「育む」と表現していますね。
問題が起きても、それは「育んでいる途中の出来事」です。
ですから、悲観しないでみんなが幸せに向かえるように、話し合いを持ったり知恵を出し合ったりしましょう。
7 ウィリアム・メイクピース・サッカレーの名言
「楽しい笑いは家の中の太陽である。」
家庭不和の家庭には、笑いがありません。
家の中はどんよりとした雰囲気で、入るのも一瞬ためらわれます。
このどんよりとした雰囲気が、問題が解決されないのではないかという不安を煽るのです。
このような時は、とにかく笑ってしまいましょう。
声を出してしっかり笑うと、面白いから笑うというよりは笑うから面白くなってくることを体験できます。
どんよりとした雰囲気をはねのけることもできます。
そうすると張り詰めた気持ちが緩むので、いいアイデアが浮かんだりするのです。
気持ちを緩めるのに笑うことはおすすめです!
家庭の人間関係の問題で疲れてしまった心を癒してくれる名言をお伝えしましたが、いかがでしたか?
家族間の問題解決に取り組むとき、気を付けなければならない点があります。
誰も犠牲にならない方法であること、人間はもともと愛することができる動物だと信じること、問題は解決できると信じることです。
ぜひ今回お伝えした言葉を思い出して、ゆっくりと問題解決に取り組んでみましょう。
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