仕事でミスをした、友人と遊んでいてちょっとぎくしゃくしてしまった、家庭内で嫌な事が起こった、という生活するうえで起こる「ちょっと嫌な事」がありますよね。
この「ちょっと嫌な事」でも全く気にせずに対応していく人もいれば、落ち込んでしまってネガティブを引きずってしまう人もいます。
落ち込んでしまう人はそもそも自分に対するイメージが良くないので、自分のイメージの悪さと起こった出来事を結び付けて落ち込んでしまっています。
このような人がいたら、落ち込みやすい人がメンタルを強くして必要以上に落ち込まずに済む方法を知りたいですよね。
そこで落ち込みやすい性格の人のために、メンタルを強くする方法をその原因と共にお伝えします。
メンタルを強くする方法-落ち込みやすい性格の人編
1 ベースに「自分が悪いのだ」という考えがあると自覚する
ちょっとしたきっかけで落ち込んでしまう人は、その出来事は自分を責めるきっかけであるだけでもともと
・自分が悪い
・自分が我慢すれば丸く収まる
・自分なんかができるわけがない
・自分が関わるとろくなことにならない
というように、自分に対するイメージ(セルフイメージ)が悪い人なのですね。
ですから、ネガティブなことが起こったら、それを自分のせいにして落ち込んでしまうのです。
落ち込みやすい人は自分には「自分が悪いのだ」という考え方がもともとある、ということをまずは自覚しましょう。
2 他人との比較を止める時間を長くしていく
落ち込みやすい人は「自分が悪いのだ」「自分は劣っているのだ」と思い込んでいて、日々の生活の中でこの思い込みに対する証拠探しをずっとしています。
他人と比較することは、「自分が劣っている」という証拠を確実に見つけられる行為ですから、落ち込みやすい人は暇があれば他人と自分を比較して自分がダメだと言っています。
本当に落ち込みやすい人がメンタルを強くしたいなら、他人と自分を比較する時間を意識して短くしていくことが必要です。
癖になっていますからいきなりきっぱりやめることはできませんので、比較が始まったら「あ、今自分は○○さんと自分を比較しているな」と気付くところから始めましょう。
3 自分の趣味や打ち込めることを見つける
自分と他人を比較する時間を短くしていく方法の一つとして、「趣味や打ち込めることを見つける」ことは有効な方法です。
時間を忘れるくらい熱中できるものがよく、その趣味や打ち込めることをしている時間は他人と自分を比較することも忘れることができます。
人間の習慣は変えることができますから、他人と自分を比較する時間が短くしようとすればそのような生活習慣にすることができ、他人と自分を比較する時間が短くなって自分の生活においてあまり意味を成さなくなってくると自然と辞めることもできます。
他人と自分を比較することが減ったり、なくなったりしたら、自分が落ち込む機会も減って、穏やかに暮らすことができますよね。
4 悪い推測が浮かんだら立ち止まり「本当にそうなのか」と自問する
落ち込みやすい人の特徴として、ちょっと悪いことが起こったら、その先をどんどん想像してその想像に怯えるというものがあります。
その悪い推測が止まらなくなったら、一旦立ち止まりましょう。
思考を立ち止まらせるには、姿勢を変える、目線を変える、場所を変える、コーヒーやお茶などを準備する、という行動が役に立ちます。
一旦立ち止まったら、「その悪い推測は本当なのか?」と自問してみてください。
たくさんある可能性の一つにすぎませんし、しかもまだ起こっていないことです。
ですから、「どうしよう!」と右往左往するのではなくて、「今できることは何かな」と建設的に考えていくと、メンタルが強くなり落ち込みやすい性格は改善されてきますよ。
5 「できて当たり前」という考えを捨てて自分を褒めまくる
落ち込みやすい人はすべてが上手くいくことを望んでいますがそれは当然と思っており、失敗したことをものすごく大きく重大に捉える傾向があります。
人間が生きていく上で、「できなかったこと、不安、不足」にフォーカスすることは、まだ人間が弱い生き物であった時には必須の能力でしたから、今でもその傾向は残っています。
しかし今は、90%の満足を見ずに10%の不満にばかり注目していることが危険をはらんでいます。
自分が関わったことに関して、10%の不満で自分を責め続けていると、挫折感ばかりを味わい、ストレスが溜まって心身ともにバランスを崩してしまいます。
ですから、敢えて90%の満足のほうに目を向け、自分を褒めちぎってください。
始めは慣れないと思いますが、やり続けることで少しずつ達成感や安心感を得ることができるようになるので、落ち込みやすさも軽減されメンタルが強くなりますよ。
6 ストレスを溜めやすいので休息を取りストレス解消する
落ち込みやすい人はネガティブなことに目が行く性格なので、それに伴いストレスを溜めやすい性格ですが、解消することも知らないのでさらに溜まりやすくなってしまいます。
ストレスを溜めたままにしておくと、判断力が鈍ったり、さらにネガティブになったり、不安になったりしますので、ストレスは適度に解消しましょう。
ストレスの解消方法は人によって様々ですが、まずはリラックスして質の良い睡眠を取ることを心がけると、良質の睡眠はストレスを解消してくれメンタルを強くしてくれますので良いですね。
7 小さいことを達成して成功体験を積み重ねる
落ち込みやすい人は圧倒的に「できなかった」という記憶ばかりを抱えて生きていますが、本当はそうではなく、できていることもあるのですがそれは本人が認識していないだけなのです。
ですから、「自分を褒めまくる」と先述した方法については、過去のことについて「自分ができたこと」を確認する意味があります。
そして、もう1つの別の方法は、自分で何か小さい目標を設定し、それを達成することを繰り返し、成功体験を積み重ねていって「自分はできる」という自信をつけていくと、落ち込みにくくなります。
コツは、大きい目標にせずに、小さいクリアしやすい目標にすることです。
大きい目標がある場合は、その目標を元にスモールステップで小さい目標をたくさん立てていくと、成功体験は積めるし、無理なく大きい目標達成に近づいていけるのでおススメです。
落ち込みやすい性格の人のためのメンタルを強くする方法について、お伝えしましたがいかがでしたか?
落ち込みやすい人は「自分はダメだ」という思い込みがベースにあって、その思い込みの証拠集めをしているということを自覚しましょう。
このような思い込みがあると、どんなことが起こっても、どんな助けを得られても、どんな賞賛を得られても、思考の先に行きつくところは「自分はダメだ」というものなので、とても苦しい状態なのです。
自分は「自分はダメだ」という証拠集めをしているかもしれないと気づくと、落ち込むからくりも思い込みも解きやすくなりますし、証拠集め自体をだんだんしなくなります。
そうすると、落ち込む機会も減ってきますので、「自分はダメだ」という思い込みを手放して、落ち込みやすい性格を直して、幸せを引き寄せていきましょう!
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