回避依存症という言葉をご存知でしょうか?
ありのままの自分を受け入れられずに育てられたり、また人間関係で大きく裏切られるような経験をしたりすると、他人との深い人間関係を構築することを恐れるようになってしまう状態を回避依存症と言います。
回避依存症の男子は、深い人間関係を構築することを避けますので、お付き合いはなかなか進まないことがありますが、見分け方や上手な付き合い方を知りたいですよね。
そこで今回は、回避依存症の男子を見分ける方法と、その上手な付き合い方を、特徴も交えてお伝えします。
回避依存症の男子を見分ける7つの方法と上手な付き合い方
1 恋愛経験が極端に少ない、もしくは多い
恋愛経験はもちろん個人でかなり差があるものですが、特に極端に多い男子は回避依存症の可能性があります。
回避依存症でも人との交わりをすべて断つタイプではなく、人との交わりは欲しているのだけれども、深い関係になりそうになると敢えて疎遠にしてしまうからです。
逆に恋愛経験が極端に少ない男子は、深い関係になることを恐れてそもそも恋愛関係自体を避けている回避依存症の男子です。
このような回避依存症の男子は、他人に対しての不信感がありますので、恋愛関係になる/ならないは関係なく、彼に誠実に接しましょう。
2 アプローチをかけてくるのにあと一歩のところで引いてしまう
彼のほうから接近してきて、距離が縮まり、もう少しでお付き合いが始まるかも、というところでぱったりと連絡が途絶えてしまった、彼は自分のことをどう考えているのかわからなくなってしまうことがあります。
これも、深い人間関係を構築することを恐れる回避依存症の男子の特徴ですが、このような場合には感情的にならずに自分の感じたことを率直に伝えてみましょう。
感情をぶつけてしまうと、「これだから人間関係は嫌なのだ」という思いを増長させてしまいますので、あくまで冷静に、しかし「あなたは私をどのような関係になりたいのか、私はこうしたかったのに」と伝えましょう。
真摯に人間関係を結びたいのだという思いを彼が受け止める機会を与えてあげてください。
3 母親との関係が不自然
回避依存症の原因として、彼がすべて管理され束縛されるような育て方をされたことにある、という考え方があります。
回避依存症の男子は、束縛されてきたので「人間関係とは束縛しあうことであり、面倒なものである」と思い込んでしまっているのですね。
このような男子は、母親との関係も極端で、密着状態かもしくは絶縁状態にあります。
適切な接し方は「人間関係はお互いがお互いの権利を尊重し合う関係を構築すること」と知ってもらうことになりますので、彼女は彼女自身の仕事やプライベートを大事にする姿勢を見せ、しかし彼の生活も尊重しながらのお付き合いをしましょう。
4 1人の人と長く付き合った経験がない
「深い人間関係を構築することを避ける」のが回避依存症ですから、同性異性問わず、長年の友人、パートナーがいた経験がありません。
深い人間関係になることを恐れているので、積極的に人間関係を維持しようともしませんし、少しの食い違いやケンカなどあったらすぐに関係を切ってしまうのですね。
長く付き合うということは人間関係を結び維持した結果ですから、それを目的にしなくてもいいのですが、人間関係を維持するためにはやはりある程度の衝突があった時に自分の思いを相手に伝え、相手の思いも受け止め、というやり取りが必要になります。
そのやり取りをとても面倒に感じているのが回避依存症の男子なのですが、そのやり取りの後にある深い絆と安心感を体験してもらえるといいですね。
そのためには、彼女が「自分と他人に真摯に向き合う」姿を普段から見せていると、回避依存症の男子は安心することができますよ。
5 近づくことを極端に嫌う
この場合の「近づく」とは、心理的なものではなくて、物理的なものです。
体に触れることがない、彼の家には入れてくれない、というようにそもそも物理的に人と近くなるのを恐れるのも回避依存症の男子の特徴です。
このような時は無理に距離を縮めてしまうと、余計に回避依存症の男子は傷つき逃げてしまいますので、ゆっくりと徐々に近づいていければ良しとしましょう。
6 人間関係について否定的
・どうせ他人なんて信じられない
・自分に味方はいない
・ずっと仲がいいことなんてあるわけがない
というような「人間関係について否定的な言葉」が口癖になっている男子は回避依存症の可能性があります。
良い人間関係などない、という思い込みからの口癖なので、良い人間関係は存在するという例を彼女が示すほかありません。
「自分の周りにはこんなにいい人たちがいるんだ」というアピールの仕方だと、回避依存症の男子は「未来はわからないじゃないか」と考えますので、未来のことはわからないけれど、自分に正直に向き合い、相手も尊重した間柄は作ることができることを身をもって示しましょう。
7 支配下に置こうとする
回避依存症の男子は、人間関係を構築して裏切られることを極端に恐れていますから、裏切られないように相手を支配下に置こうとします。
具体的には、行動や友人関係を制限しようとしてきたり、行動をすべて連絡してくるように要望したりしますが、これに応えてはいけません。
このタイプの回避依存症の男子は、どこまで自分のわがままを受け入れてくれるか、ということで彼女の愛情を測ろうとしていますので、要求はエスカレートしていく一方だからです。
ですから、自身への負担のかかり方や、日常生活を送るうえで不自然な要求、この要求は聞き入れたくない、と思った時はきっぱりと「できない」「しない」と告げ、「愛していること=言うことを聞くこと、ではない」と自分の考えを伝えましょう。
なかなか理解はされないかもしれないので、根気が必要になりますが折れてはいけません。
回避依存症の男子の見分け方と上手な付き合い方についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
回避依存症の男子は、心の奥底に、「他人に対する深い深い不信感」と「大きすぎる寂しさ」を抱えており、そのために人との距離の取り方がわからず、付き合い方も不自然な方法に出てしまうのです。
この回避依存症の男子と付き合う時に大事なのは「助けたい」という視点からの行動を取らないということで、彼を余計に甘えさせ、回避依存症を増大させてしまいます。
彼女としてできることは、まず彼女自身が自分の生活を大事にし、健全で対等な人間関係を築き、それを回避依存症の男子に見せることです。
回避依存症の男子を見分け、上手な付き合い方をすることで、お互いに健全な人間関係を結んで幸せになりましょう。
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