父親を許せない人に共通する6つの心理

父親を許せない人に共通する6つの心理

思春期には父親をウザく感じたり、口も利かなくなってしまったり、やたら反抗したりという思い出がありますよね。

思春期の父親に対する反抗は大人になっていく過程で皆が通る道ですが、大人になっても父親を許せない人がいます。

父親は父親を許せない人にとってどのような意味があり、父親を許せない人の心理はどのようなものなのか興味がありますよね。

父親を許せない人の心理を知ることで、ただ父親を憎むだけではなく、自分の人生のためにこれまでとは異なるアプローチを考えることもできます。

そこで今回は、父親を許せない人に共通する心理を、よりよい人生を送るためのヒントと共にお伝えします。


父親を許せない人に共通する6つの心理


1 自分の中に軸を持てていない感じを持っている


父親というのは大黒柱とも言われますが、経済的な意味だけではなく精神的な意味でも大黒柱の働きがあります。

「大事なことはお父さんに聞いてから」という決まりごとになっていると、父親が関門のようにも思えますが、家族を束ねその中心としての父親の存在感を感じて成長できます。

しかし父親が大黒柱の働きをしなかった家庭に育つと、心の拠り所がなく不安定で、父親を許せない感情を持つと同時に、自分の中にしっかりした軸を持てずに不安定さを感じるようになるのです。


2 父親の役割が分からないまま大人になる


父親を許せない人は、父親に「父親らしく振舞って欲しかった」と思っています。

友人の父親は家族を大事にしていたり、家族の生活を保障していたり、家族サービスをしてくれたりしますが、自分の父親にはそれを感じたことがありません。

ですから、「父親とはこういうものだ」という父親像がないまま大人になってしまい、理想の父親像を求めすぎて無理をしたり、逆に父親に全く期待しない極端な家族を形成したりすることがあります。


3 家庭を持つことを躊躇しやすい


父親を許せない人は、男性なら父親と同じようなことをしてしまうのではないかと自信を持てず、女性なら男など信じられないと信頼できずに、家庭を持つことを躊躇する傾向があります。

父親のようになりたくないという思いが強すぎるからであり、また父親から愛してもらった記憶がないので自分の配偶者や子供にどう接していいか分からないのもその理由です。

父親を許せないあまりに思考が父親から離れられない状態になってしまっているのです。


4 頑固で意地っ張りである


父親を許せない人の父親は頑固でわがまま、家族のことなど顧みないという男性が多いのですが、この父親の子供に生まれるとその性格に対抗するために、子供も頑固で意地っ張りになる傾向があります。

そのような性格にならなければ父親との生活を耐えることができなかったからなのですね。

父親を反面教師にしたい気持ちも強いので、そのことそのものがどうか、ということよりも父親が賛成しそうなことは反対したくなるし、反対しそうなことを進んでやろうとするのも頑固な性格の表れです。


5 家族を守るという気持ちが強い


父親を許せない人は、自身が子供だった時に家族を守らなければという思いを持たざるを得なかった人でもあります。

父親が家族を守ってくれなかったと感じていたり、父親自身が家族を虐げないがしろにしていたりする家庭であったために、「家族を守りたい、家族が一番大事」という思いがとても強いです。

特に父親の犠牲になっているように子供の目に映る母親に対しては甘かったり、過剰な心配をしていたりすることもあります。

また兄弟に対しても面倒見が良く、兄は父親の役割を担っていることもありますね。


6 他人の評価を気にしすぎる


父親のとても大きな働きとして「価値を認める」という働きがありますが、父親を許せない人は父親から認めてもらった経験がありません。

ですから、認めて欲しいという思いを他人に対して求めるようになり、その結果他人の評価を大変気にするようになり、努力も惜しみません。

こんなに他人から評価されている自分だから、父親に認めて欲しいという思いが実は心の奥底に隠れているのです。


父親に認められなかった人は「父親を許せない」という思いを持つと同時に、「それでもやっぱり認めて欲しかった」という思いをも持ち続けます。

父親に認められることが叶わない場合もありますよね。

そのような時は、自分が努力してきたことを当たり前のことだとは思わないで、まずは自分で認識して認めてください。

人は自分ができることは特にすごいとも素晴らしいとも価値があるとも思わないのですが、自分が自分のことを認めない限り他人から認められることもありません。

しかし自分を「よく頑張ってきた」と受け入れられた時、他人から認めて欲しいという辛い思いが昇華して、父親を許せない気持ちも緩んでくるのです。

自分を認めることなしに父親を許すことは難しいので、父親という存在に自分を縛らないで自分のことを振り返って認めると、人生が開けてきますよ!

まとめ

父親を許せない人に共通する6つの心理

1 自分の中に軸を持てていない感じを持っている
2 父親の役割が分からないまま大人になる
3 家庭を持つことを躊躇しやすい
4 頑固で意地っ張りである
5 家族を守るという気持ちが強い
6 他人の評価を気にしすぎる


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