さっきまで機嫌よく話していたかと思ったらいきなり怒り出し、そのあと泣き始めるというような感情の起伏の激しい人は、周囲もどうしたらいいのか扱いに困るのですが、当人も毎日ジェットコースターに乗っているようで実は疲れているのです。
しかし感情なんて勝手に出てくるものだから抑えることもできないし、と思っていませんか。
実は感情の起伏を穏やかにする方法はあるのです。
そこで感情の起伏が激しい人の特徴と、上手く付き合っていくためのコツをお伝えします。
感情の起伏が激しい人の7つの特徴と上手く付き合う方法
1 自分自身の感情の波を観察する
感情の起伏が激しい人は、あるきっかけで感情が溢れだしてきて、気が付いたときにはそれが外に出てしまっていることが困りますよね。
自分が気が付く前に感情を溢れさせてしまっていると、もう手の施しようがないと感じてしまいますがそうではないのです。
まずおススメするのは「自分自身の感情の波をもう一人の自分が見る」ことで、今は怒っているな、今は悲しんでいるな、と自分の感情を客観的に自分で見ることができるように練習してみましょう。
これができるだけでかなり冷静になることができるのですね。
2 感情が激変しそうになったら一旦立ち止まる癖をつける
自分の感情の波を自分で見ることができるようになったら、次はその感情の波を少しコントロールできるように練習しましょう。
感情が激変しそうになったら、その感情を抑えるのではなくて、一旦立ち止まる感覚で止めてみましょう。
自分に対して問いかけをしてみるのもよく、
・怒ろうとしているの?
・悲しいの?なぜ?
・どうしたくてそうなっているの?
と、問いかけられると一瞬考えますから、その時は感情の波が高くなることはありません。
完璧に止められなくてもよく、自分で自分の感情を少しでもコントロールできたという成功体験がとても大事なので、上手く行った時の問いかけや方法を覚えておいてくださいね。
3 感情を他人にぶつけそうになったらとりあえずその場を離れる
感情の起伏が激しい人が困っているのが、例えば怒りが出てきた場面で、そんなに強く言うつもりではなかったのに感情に任せてとんでもない言い方をしてしまったと後悔してしまうようなことです。
このような「この感情を上手くコントロールできそうにない!」と思った時は、場面を変えてしまうのが有効です。
日常的に使いやすい方法としては、「その場を離れる」ことですが、出来るなら相手に「頭を冷やしてきたいから」と一言告げることができるといいですね。
それが使えそうにない場合は、今目の前で起こっていることから一瞬でも気をそらすことができればいいので、目線を変える、後ろを向く、なども試してみてくださいね。
4 感情を抑えつけようとせず適切な形で外に出すことを目指す
勘違いしないでいただきたいのは、では感情は抑えてコントロールすればいいのかと思ってしまうことですが、感情を100%抑えてコントロールしようとすると心身ともに大変なストレスを抱えてしまいますので止めましょう。
目指すところは、「適切な形で感情を表現する」ことで、感情の起伏が激しい人はそもそも感情豊かでどんどん湧き上がってくるものですから「適切な形での表現方法」を知っておくべきなのです。
怒りなら怒る、悲しみなら泣く、ということが感情を吐き出してストレスもかからない方法ですが、これをどこでやるのか、どういう風にやるのかということは自分で選ぶことができることを知りましょう。
その場で吐き出せればいいのでしょうが、それをやってしまっていて改善したいと思っているわけですから、帰宅してから枕に向かって叫んでもよく、映画を見ながら泣いてもよく、自分が一番スッキリする方法を是非見つけてください。
5 ストレスを適切に解消する方法を見つけておく
感情を適切に表現する方法も大事ですが、同じくらい大事なのはストレス解消です。
ネガティブ感情が怒涛の如く湧き上がってコントロール不能になるくらいだと、相当ストレスをため込んでいる状態です。
ですから、日頃からストレスをこまめに解消することがおススメですが、自分に合ったストレス解消方法を探してみましょう。
試してみて自分に合っていたら、ネガティブ感情も減ってくるので目安にしてくださいね。
6 軽い運動を習慣にする
ストレス解消でおススメの一つは、軽い運動をすることです。
感情はもちろん心からのものですが、感情に振り回されてしまうくらい感情豊かな人は、心と体のバランスが取れていないこともあり、そのバランスをとるのが適度な運動なのですね。
ウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動や、好きなスポーツ、また筋肉トレーニングなど、集中できて楽しいものを選んで習慣にしましょう。
集中すると余計な思考が止まりますので、瞑想にも似た効果があってプチリセットできますよ。
7 感情をコントロールできた時は記録しておいて参考にする
さて、感情の起伏が激しさをコントロールしようと方法をご紹介してきましたが、人間は成功と失敗だと圧倒的に失敗したときのほうを覚えている生き物なので、「うまくいかない」という感想を持ってしまいがちになります。
しかし、実は何回かは感情コントロールに成功した場面もあったはずで、その時の状況や考え方、対処法はとても参考になるデータなのです。
ですから、感情コントロールが少しでも上手くいったな、と感じる出来事が起こったら、それを記録して今後の参考にするとともに、「自分はできるのだ」という自信をしっかり持ちましょう。
少しずつでも前進できているとわかるものがあると、休憩してもまた歩き出せるのですよ。
感情の起伏が激しい人はその豊かな感情が溢れ出てくるために、知らない間に疲れてストレスを溜めてしまっています。
また、感情の起伏が激しいことで気まずい場面を作ってしまった、言わなくてもいいことを言ってしまった、という嫌な記憶もさらにストレスになってしまいます。
ですから、感情コントロールとともにストレス解消にも目を向け、リラックスや休養も質の良いものを取るようにしてください。
適切な感情表現ができるようになって、人間らしさで魅力アップし、幸せを引き寄せちゃいましょう。
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