「あの人情緒不安定だよね」というとき、どのような状態を情緒不安定というかご存知でしょうか?
情緒不安定とは、過度な心配をすることによりいつも不安に怯えている状態で、いつも不安に怯えていることで思考に偏りがあったり体調不良であったりします。
では情緒不安定の人は何も対処法がないのでしょうか。
いえ、情緒不安定の人が情緒不安定を克服し穏やかな心で生活するようになれる方法はあるのです。
そこで今回は、情緒不安定がひどすぎる人の特徴と克服方法について、生活の中でできる対処法を中心にお伝えします。
情緒不安定がひどすぎる人の7つの特徴と克服方法
1 心配を何度もする
「鍵は閉めたかな…?」
「台所のガス(もしくはIH)を消したかな…?」
「窓の鍵をかけたかな…?」
というような生活の中でのふとした心配は誰でもするものですが、情緒不安定の人はこの心配を何度も何度もくり返し、確認をしに帰ったり、確認しても不安になったりします。
これは些細な例ですが、生活のすべてが【心配】に支配されているのが情緒不安定の人の特徴です。
情緒不安定を克服する第一歩として、自分がどのようなことを心配しているのかを紙に書き出してみましょう。
紙に書くことで思考が整理され、冷静になることができるのでおススメですよ。
2 度を越した心配をする
情緒不安定の人は些細な出来事から最悪の事態を予測し、不安に陥ることが多々あります。
ちょっと相手にきつい物言いをしてしまった時や、誤解を生んでしまった時に、「相手がとても傷ついて、自分を攻撃しに来るのではないか」「相手が自殺してしまうのではないか」などと心配してしまうのですね。
このような時、先述したように「自分が心配に思うこと」を紙に書き出し、それを他人が書いた紙として見直してみましょう。
「他人が書いた心配事」と思って読むと、思考の偏りや行き過ぎた心配に気付きやすくなりますよ。
3 人間関係を完璧にこなそうとする
情緒不安定の人は心配事に繋がるようなことはしたくありませんから、人間関係をも完璧にこなそうとします。
冠婚葬祭の礼儀はもちろん、普段の何気ないやり取りでも相手を傷つけないように100%の力を注ぎます。
しかし、相手も人間なので思いもよらない反応を返してくることもあり、このような時に情緒不安定の人は大きなショックを受けてしまいます。
このような時は、人間関係を完璧にこなそうとすること自体が自意識過剰であることを知り、自分が心地よい人だけと接することを考えてみてくださいね。
4 白黒思考である
情緒不安定の人は
・心から安心できる状態か
・心配であるか
の2つの心の状態しかありません。
しかし、実際生活していれば「7割程度は安心できるけど3割はそうなってみないとわからない」というようにはっきりしないことのほうが多いですよね。
情緒不安定の人は少しでも心配があるとそちらだけに注意を向けてしまい、結局「○○が心配だ!」という不安で心がいっぱいになってしまいます。
このような時は、【あいまいさを受け入れる】ことを意識しましょう。
最初からできなくてもよいのですが、「世の中にはあいまいなことのほうが多いのだ」と知っているだけで気持ちを楽にすることができますよ。
5 結論を先延ばしにすることができない
あいまいな状態が苦手なのが情緒不安定の人の特徴で、故に「決めることは今すぐ決めてスッキリしたい」という気持ちがとても強いです。
とはいえ、すぐに決められることもありますが、周囲の環境・自分の気持ちなどを整理し熟慮した上で決めなければならないこともありますよね。
情緒不安定の人は「じっくり考える」ことがとても苦手で、考えているとどんどん不安が大きくなってきてしまいます。
このような時、「いつまでに決めればよいのか」ということを自分自身にはっきりさせると、それだけでちょっと落ち着いて冷静になることができますよ。
6 首や肩が凝っている
情緒不安定の人は体にも特徴が表れますが、首や肩の凝りは常に緊張状態にあるが故の体の症状です。
心配して不安に陥ってしまうことは、やはりリラックスではなくて緊張状態で、この状態を長く続けてしまうと心身のバランスが保てなくなってしまいます。
ですから、情緒不安定の人はリラックスを意識してするようにしましょう。
・ゆっくりバスタイム
・好きな香り、アロマオイルを焚く
・好きな景色を見る
・好きなフード・ドリンクをゆっくり楽しむ
というように、「マイリラックス方法」を知っておくと有効ですね。
7 不眠がちである
心配事があったら情緒不安定の人でなくても眠れませんよね。
ですから、情緒不安定の人は不眠がちで質の良い睡眠がとれておらず、それにより疲れも取り切れず頭もスッキリしないという悪循環に陥ってしまっています。
このような時は、朝起きて朝日を浴び、体内時計をリセットすることを心がけ、就寝するときは入眠儀式をすることでだんだん自分の心と体を睡眠に導いていくと良い眠りを得ることができます。
入眠儀式の例としては、
お風呂に入ってリラックス
↓
快適な環境に整えておいた寝室にてゆっくり読書、音楽を聴く、瞑想などしてリラックス
↓
決まった時間に消灯
というように、決まった順番でリラックスできることを順番に行っていくと良いですね。
情緒不安定がひどすぎる人の特徴と克服方法について、生活の中でできる対処法を中心にお伝えしましたがいかがでしたか?
情緒不安定の状態が苦しい場合、
「心配なんかしたくない!」
「心配しないようにしないと」
「落ち着かないと」
と、心配を振り払おうとしてしまいがちですがこれは逆効果です。
心配してしまう自分をまずは「心配なんだね、不安なんだね」と受け入れて慰めた上で、克服方法を是非試してみてくださいね。
情緒不安定の人は心配しすぎで心も疲れていますが、体も疲れていますので、心と体の両方のケアを並行してコツコツ行っていくことをおススメします。
情緒不安定を手放して、のびのびと幸せを引き寄せ人生を満喫しちゃいましょう。
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