診断書が出るレベルのうつ病の深刻度と対処法5つ

診断書が出るレベルのうつ病の深刻度と対処法5つ
by seanmcgrath

「最近気分の落ち込みが激しい」「何をしても気分が晴れない」このようなお悩みをお持ちではありませんか?

うつ病という言葉やうつ病の方の体験談などを目にすることも増えてきましたが、「ご自分がうつ病かどうか」判断するのは意外と難しいですよね。

また、メンタルに関わるお悩みであるがゆえに他人に相談しづらいという方も多いのではないでしょうか。

実はうつ病は早めの対処が重要であり、うつ状態を放置しておくと仕事や日常生活ですらままならなくなってしまうことも、、

そこで今回は、診断書が出るレベルのうつ病の深刻度と対処法5つについてご紹介します!


診断書が出るレベルのうつ病の深刻度と対処法5つ


1 ご自分でできるうつ病チェック


気分の落ち込みやうつ状態に悩んでいても、「うつ病なのかどうか」ということはなかなか判断しづらいですよね。

そこで、自分でできる簡単なうつ病チェックをご紹介します!

自分でできるうつ病チェック8項目

・イライラしやすい
・睡眠に関する悩みがある
・疲れやすい
・食事の量が変化した
・集中力が持続しない
・ゆううつな気分が続く
・著しい体重の増減があった
・自殺について考えたことがある

チェックに当てはまるものが多いほど、うつ病である可能性が高くなります。

また、うつ病は気分の落ち込みが2週間以上続くことが特徴ですので、「長い間ゆううつな気分が続いている」という方は、うつ病を疑ってみてくださいね。


2 受診するべき?うつ病の深刻度の目安


軽いものから重いものまで、うつ病にも様々な程度が存在します。

軽いものであれば休養と生活習慣の改善を中心としたご自分での対処で治すことができますが、重いうつ病は医療機関での治療が不可欠であり、入院治療が必要になることもあります。

うつ病の深刻度の目安

・軽症
自覚症状はありますが、日常生活は送れている程度のうつ病を指します。
ご自分での対処で改善できますが、周囲の人は症状に気づいていないことも多いです。

・中等症
うつ病の症状によって欠勤や遅刻など日常生活に支障が出始めている状態を指します。

・重症
うつ病によって日常生活や仕事に明らかな支障が出ている、または日常生活がほとんど行えない状態を指します。
医療機関での治療が不可欠であり、治療を行わなければ命の危険もあります。

一般的に医療機関で「うつ病」として診断書が出るのは、中等症以上のレベルになります。

軽症のうつ病はご自分で対処することが可能なので、「最近何かおかしいな」と思ったら十分な休養をとり、心を休めることを心がけましょう!


3 自分でできる!簡単な認知療法


うつ病になりやすい方、うつ病の方には特定の思考パターンがあります。

「仕事が完璧でなければ満足できない」、ミスをしてしまうと「いつも自分はミスをする」「全部自分が悪い」と考えてしまうことはありませんか?

このような思考はミスを反省し、次に生かすという点ではとても重要ですが、行き過ぎてしまうと不要な落ち込みや自尊心の低下を招いてしまいます。

ご自分の思考を変えることはなかなか難しいですが、実は認知療法という治療法を実践するとネガティブな考え方を変えることができるのです。

そこでご自分でできる簡単な認知療法についてご紹介します!

自分でできる!簡単な認知療法

①ネガティブな出来事と感情を紙に書く
気分が落ち込むような出来事が起きたら、その出来事とそのときの感情を細かく紙に書き出しましょう。
紙に書くことで思考を整理し、物事を客観的に眺めることができるようになります。

②書いたことを客観的に判断する
次に、ご自分が書いたことを客観的に眺めてみましょう。
例えば、「テストができなかった、自分はいつも全然ダメだ」と思っていても、0点でない限りできていた部分はあるはずです。
また、1回のテストの点数だけで「いつもダメだ」と思うのは論理的ではないですよね。
このように、ご自分が書き出したことを客観的に判断していきましょう。

③客観的な思考を書く
②でわかった客観的な思考を最初に書いた思考の隣に書き足してみましょう。
2つを比べてみることでご自分の思考パターンや考え方の歪みに気がつきます。

認知療法を続けていくことで、少しずつポジティブな考え方をすることができるようになっていきますよ。

「いつもネガティブに考えてしまう」「自分で自分を責めてしまう」という方は、ぜひご自分でできる認知療法にチャレンジしてみてくださいね!


4 生活習慣を改善してうつ病を治す!


うつ病の治療というと、薬を使った治療を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

薬による治療ももちろん効果的ですが、実はうつ病の治療には生活習慣の改善が欠かせないのです。

そこで、生活習慣を改善してうつ病を治す方法についてご紹介します!

生活習慣を改善してうつ病を治す方法

・早寝早起きを心がける
うつ病では睡眠のお悩みが併発することが多いですが、毎日の生活リズムを整えることで睡眠に関する問題が解決しやすくなります。
また、太陽光には睡眠を促すホルモンの分泌を整える作用があるので、眠れなくても同じ時間に起床して太陽光を浴びることがおすすめです。

・栄養バランスに気をつける
うつ病によって食欲がわかない、という方もいらっしゃいますが、うつ病の改善には心だけでなく体の健康状態も良好に保っておく必要があります。
おいしいものを食べることはストレス発散にもつながりますので、なるべく3食栄養バランスに気をつけて摂るようにしましょう。

・部屋を整理整頓する
「散らかっていた部屋を掃除するとなんだか心もすっきりした」という経験はありませんか?
「部屋の乱れは心の乱れ」というように、実は整理整頓には精神状態を落ち着ける作用があるのです。
うつ病の改善には十分な休養が必要ですが、散らかった部屋ではあまりくつろげませんよね。
無理のない範囲から、部屋を整頓することを心がけましょう。

・軽い運動をする
運動をすると、心を安定させる効果のあるセロトニンというホルモンが分泌されます。
また、日中に体を動かして程よく疲れておくことで、就寝の際にも寝付きやすくなりますよ。

うつ病を改善するためには生活習慣を少しずつ改善し、心と体のバランスを整えていく必要があります。

ぜひ、ご自分にできる範囲でうつ病改善に効果的な生活習慣を実践してみてくださいね。


5 正しい病院との付き合い方


重いうつ病になればなるほど医療機関での治療が不可欠ですが、精神科や心療内科、「受診したことがない」という方も多いですよね。

実は、うつ病の症状や辛さは個人差が大きいため、内科や外科などとは異なった病院との付き合い方が必要になってくるのです。

そこで、正しい病院との付き合い方についてご紹介します!

正しい病院との付き合い方

・ご自分に合った病院を選ぶ
「病院では薬をもらうだけでいい」という方や「辛さを理解してもらいたい、話を聞いてほしい」という方など、個人によって病院に求めるものは変わってきますよね。
ご自分のニーズにあった病院を選ぶことで、スムーズに治療を進めることができますよ。

・薬に頼りすぎない
病院では薬を処方して薬物療法を行うことが一般的ですが、うつ病は環境が原因となっている部分も大きいことが特徴です。
うつ病を治すには、薬だけに頼るのではなくご自分の身の回りの環境を過ごしやすく整えていくことも重要ですよ。

・疑問点や不安な点はすぐに相談を
うつ病は精神面に関わる病気ですので、治療の効果や薬の副作用がわかりづらいこともあります。
治療に関して疑問点や不安な点がある場合には、すぐ医師に相談するようにしましょう。

うつ病で医療機関を受診する際には、ご自分のニーズに合った、相談しやすい病院を選ぶことが重要です。

「自分では対処しきれない」「重度のうつ病を治したい」という方は、医療機関の受診を検討してみてくださいね。


さて、『診断書が出るレベルのうつ病の深刻度と対処法5つ』はいかがでしたか?

うつ病にはご自分でできる対処法もありますが、重症の場合には医療機関での治療が不可欠です。

今回ご紹介した5つの対処法を実践するだけで、辛いうつ病を改善し、気分の落ち込みを解消することができますよ。

ぜひ、ご自分の症状に合わせた対処法を実践して、うつ病を治して健康な生活を手に入れましょう!

まとめ

診断書が出るレベルのうつ病の深刻度と対処法5つ

1 自分でできるうつ病チェック
2 受診するべき?うつ病の深刻度の目安
3 自分でできる!簡単な認知療法
4 生活習慣を改善してうつ病を治す!
5 正しい病院との付き合い方


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