誰しも自分の嫌な性格というものはありますが、性格なんて変えられないと思い込んでいませんか。
嫌な性格と一生付き合っていかなければならないと思うと、気が滅入ってしまいますが、実は自分の嫌な性格は変えられるのです!
ただ、長年親しんできた嫌な性格なので、変えるにはステップを踏んでいくことと、少し根気が必要なのですが、「今日から変わる!」では変われないので挫折してしまいがち!
そこで今回は、自分の嫌な性格をかえる方法を、ステップに分けて具体例と共にお伝えします。
自分の嫌な性格を変える7つの方法
1 自分のどの性格を変えたいのか具体的に知る
自分の嫌な性格を変えたいと思っている人は多いのですが、では具体的に自分の「この性格」を変えたいと認識している人は少ないです。
「いやそんなことはない。この引っ込み思案なところが」「この断れない性格が」と言っても、もう少し細かく考えましょう。
性格がただあるだけでは嫌な思いをしませんから、その性格のせいで嫌な思いをしたからその性格のことを嫌いになってしまったのです。
そのきっかけの出来事を思い出しましょう。
引っ込み思案でどういう嫌なことがあったのか、断れないことでどういう嫌なことがあったのか、を書き出してみましょう。
そうするとそれだけですでに解決策が出てきたりもしますが、「〇〇の時に引っ込み思案になってしまう」「××を断れなくて困る」というところまで明確にすると取り組みやすいですよ。
2 自分の嫌な性格をどう変えたいのか考える
自分の嫌な性格が明確になったところで、では、その嫌な性格をどういう風に変えたいのかを具体的に考えてみましょう。
引っ込み思案が嫌なら、「引っ込み思案を止めたい」ではなくて、「積極的になりたい」なのか「自分が欲しいものについては遠慮したくない」なのか、自分がなりたい性格を言葉で表してください。
嫌な性格を直したいと表現ではなく、どういう性格になりたいのかという表現をするとゴールがわかりやすくなりますね。
3 自分の嫌な性格を変えられたら何がしたいのか考える
自分がなりたい性格が明確になったら、では、その性格になることができたら何がしたいのかということを書きだしてください。
性格を直したいと思う時、ただ性格が直ればいいのではなくて、何かをしたいと思いそれを今の性格が邪魔しているから性格を直したいと思うのです。
ですから大事なのは「自分は何をしたいのか」ということも明確にすることですが、いきなりは想像が難しいかもしれないので、「今の性格のせいで〇〇ができない」の〇〇に当てはまる部分を考えてみてくださいね。
一つとは限りませんので、たくさん書き出してみましょう。
4 自分の嫌な性格を変えられないのは本当にしたいことが怖いからと知る
逆説的ですが、人は自分のしたいことをしたいと思いながらもするのが怖いという意識を持っています。
ですから願いが叶わないように自分で仕向けていることすらあります。
分かりやすいのは結婚したいけど、結婚したら自分の時間がなくなってしまいそうで嫌だから結婚直前に自然と別れてしまうことを続けている人などですね。
この例は極端ですが、人間関係を広くしたいと思って引っ込み思案を直したいと思っている人が、実は心の奥で変な人に引っかかるのが怖いと思っていると、なかなか引っ込み思案を直そうとしません。
引っ込み思案が直ってしまったら、人間関係を広くしなければならず、変な人に引っかかる可能性が上がってしまうからですね。
人間の心はややこしいのですが、自分の嫌な性格が直らないなぁという時は心の奥では直ってしまうと困ると思っているかもしれないと知っておきましょう。
5 性格を直す前に性格が直ったらしたいことを先にやる
自分の嫌な性格は、自分がやりたいことをしたいから直すのだ、とわかったところで、性格を直す前にやりたいことを行動に移してしまいましょう。
例えば人間関係を広くしたい、と思っているが引っ込み思案で声もかけられないから無理だ、と思っている場合、何も声をかけるだけが人間関係を広くする方法ではないので、他の方法を考えてみましょう。
・隣の人に挨拶をする
・職場でちょっとだけ愛想よくしてみる
・いつもは自分で解決するけど人に聞いてみる
というようないつもの生活でできることでも、人間関係を広くすることに繋がる行動ですね。
そしてできそうなところから行動に移しましょう。
そうすると、やりたいことに必要な性格にだんだんなってきますし、嫌な性格がそんなに嫌でもなかったということに気づいたりもします。
6 理想の性格を持っている人と付き合って雰囲気を知る
いつもうじうじくよくよしてこの性格を変えたい、と思っている場合は、カラッと明るい人と実際に会って話をしてみましょう。
「〇〇の場合、どんな風に考えますか?」と聞いてみれば、自分とは異なる価値観を知ることができますし、カラッと明るい人も実はうじうじくよくよする一面もあるかもしれません。
それを知ると、自分の性格を変えようというよりは、上手く付き合っていこう、という比較的気持ちは楽になれる方法を取ることもできますね。
嫌な性格と言っても自分の一部で、自分の一部を嫌っていると、その嫌なところを見せつけてくる他人が目の前に現れますから、排除するよりは認めて上手く付き合っていくのもおススメの方法です。
7 性格には波があること、こまめに気を付けて行けば変えられることを知る
小さい時は人見知りが激しくて友達がいなかったのに、大人になったら知らない人にも自然に話しかけて行けるようになっていて知り合いも多くなっている友人がいませんか?
意識的に性格を変えようと思って行動したのかはわかりませんが、性格を変えることに成功している例ですよね。
性格はすぐには変わりませんから、気が付いたら直すことを繰り返し、また、気分にむらがあるように、性格にもその性格が強く出るときと弱く出るときがありますから、一喜一憂しないで気長に取り組みましょう。
自分の嫌な性格を変える方法について、ステップを踏んでお伝えしましたがいかがでしたか?
人にはいろいろな性格がありますが、「この性格は嫌な性格だ」と決めているのは自分で、決めるきっかけとなった出来事があるはずです。
まずはその出来事を思い出し、癒すと、その嫌だった出来事は自分の性格のせいではなくて、周囲の人の都合だったかもしれないし、たまたま悪いことが重なっただけだった、ということに気付けるかもしれません。
そうなると、自分の嫌な性格は、一つの個性として捉えることができるようになり、あまり目立たなくなり、いつの間にか自分は変われているのです。
自分の嫌な性格と向き合って、自分の過去を癒し、なりたい自分に近づいて幸せを引き寄せちゃいましょう。
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