「どうしてあの子がちやほやされているの?」「私のほうが仕事しているのにどうしてあの人が褒められているの?」など、何事につけ嫉妬をしている時って苦しいですよね。
どうしてこんな感情があるのだろうと不思議になるくらい、自分が嫌になってしまいます。
しかし「嫉妬なんかしてちゃダメだ」と抑えれば抑えるほど、嫉妬の対象が気になって仕方なくなる、という経験もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、人を妬む感情を捨てて楽になるために、嫉妬をする自分との上手な付き合い方を注意点も併せてお伝えします。
【嫉妬をやめたい】人を妬む感情を捨てて楽になるための6つの方法
1 嫉妬をやめたい理由を自分の中ではっきりさせる
「嫉妬は醜い」とは共通の認識のようですが、自分はどうして嫉妬をやめたいと思っているのかを考えたことはありますか?
心のことでも、目的が明確でなければその後の自分の取り組みが良かったのか違ったのかの判断が付きにくいので、どうして嫉妬をやめたいのかを考えてみましょう。
例えば
・嫉妬をしている暇があったらもっと有意義なことをしたい
・嫉妬をしている自分が嫌いだから
・嫉妬をしていると友人にバレたら引かれそうだから
というような理由があるはずですから、自分なりの嫉妬をやめたい理由を明らかにしましょう。
2 嫉妬をしている時の感情に注目する
嫉妬をやめたい大きな理由の一つに、「嫉妬をしている時が苦しい」というものがあります。
悲しみ、怒り、苦しさ、絶望など、嫉妬が連れてくる感情はネガティブ感情ばかりで、こんな感情を感じる嫉妬をやめたいと思うのも当たり前ですよね。
嫉妬をしている時、嫉妬をする理由のほうに目が行きがちですが、本当の自分は「自分を見てもらえないのでさみしいと感じる」ことから、悲しみ、怒り、といったネガティブ感情を感じるのです。
自分が嫉妬をしている時にどの様な感情を感じるのかを、理由に惑わされずに感じてみてくださいね。
3 嫉妬をしてしまう自分に寄り添う
自分が嫉妬をしている時に感じる感情が分かったら、次に自分がその嫉妬をしている時の感情に寄り添って共感し、理解してあげてください。
自分で自分の感情に寄り添うのですから、口に出しては恥ずかしいようなこともしっかり共感してあげると良いですね。
・自分を見てもらえないことが悲しいのね
・自分も頑張ってきたのに認めてもらえなかったと思ったのね
・自分も褒めてほしいのよね、わかるよ
というように、小さい子に語り掛ける気持ちになると共感しやすいです。
嫉妬をすることを「そんなことをしてはダメだ」と禁止すると逆にしてしまう心理があるのですが、許可されると嫉妬をするかしないかを選ぶことになるので、本当に嫉妬を感じた時だけ嫉妬するようになり、嫉妬の回数は減ります。
その嫉妬を許可することが「嫉妬をしてしまう自分の感情に寄り添う」ことなのですよ。
4 もしも嫉妬をやめることができたら、と想像してみる
嫉妬することを自分に許可し、感情に寄り添えるようになったら、嫉妬を手放す準備ができたことになります。
その次の段階として、「もしも、自分が嫉妬をやめたらどのような感情を感じるだろうか、どのような行動を取るだろうか」ということを想像してみましょう。
行動も大事ですが、「どのような感情になるかな?」と感情の面も想像してみてくださいね。
5 嫉妬をしてしまう自分を許す
嫉妬をしている自分に寄り添う、ということと似ていますが、ここで改めて嫉妬をしてしまう自分を許してください。
嫉妬をしてしまう自分を許していない状態ではこんなことを思っています。
・またあの人のことが気になる!どうしてこんなことで嫉妬してんのよ!
・嫉妬する自分って惨めすぎる、どうして嫉妬してしまうのか
・嫉妬しなきゃもっと毎日楽しく過ごせるだろうに、ダメな私
自分のことを許可できていないと、その部分において自己否定をしてしまうのですが、自己否定は自分のエネルギーを奪ってしまい、自分に寄り添うこともできなくなってしまいます。
ですから、嫉妬をしてしまう自分ですら許して受け入れてあげてください。
その上で「じゃあどうなりたいかな」と考えると、前向きな姿勢で嫉妬と付き合うことができますよ。
6 嫉妬をしていない自分がしそうなことをしてみる
「もしも嫉妬をやめることができたら、と想像してみる」の項で想像してみたことを実際に行動に移してみましょう。
途中でまた嫉妬に駆られたら、自分に寄り添いながら、嫉妬することを許しながら、それでも「自分は嫉妬をやめたい」という気持ちを捨てずに行動するのです。
この行動は「嫉妬をやめるための行動」ではなくて、「嫉妬をやめた後する行動」の先取りですから、感情も「嫉妬をやめることができたら」の項で想像した感情を感じてみてくださいね。
これを続けて行っていると、いつの間にか本当に嫉妬を手放している自分に出逢えて驚きますよ。
人を妬む感情、嫉妬を捨てて楽になるための方法について、段階を踏みながらお伝えしましたがいかがでしたか?
嫉妬というのは向上心の表れとも言われており、「所詮無理」と初めから諦めているようなこと、例えばオリンピック選手や超一流アーティストなどにはそもそも嫉妬が起きませんよね。
自分もあのようにできるはずだ、と知っているからこそ嫉妬が起きるのです。
ですから、嫉妬が起きたということは「自分はああなりたいし、なれると思っているのだな」と知るチャンスでもあるということなのですね。
それに気付いたならば、他人を蹴落とすという方法ではなくて、自分のやりたいことを素直にやる方法で幸せをつかむことができますよね。
嫉妬の感情を上手く扱い、利用して、本当に自分のやりたいことに気付き幸せを引き寄せちゃいましょう。
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