周囲を振り回し、常にトラブルを引き起こしている人がいませんか?
いつもトラブルを引き起こしている人は、境界性人格障害を発症しているかもしれません。
境界性人格障害にはさまざまな特徴がありますが、透視力でもあるかのように他人が考えていることを見透かす能力があります。
つまり嘘は通用しませんし、建前も通じません。
ですから、境界性人格障害を発症している人は接した人の心理的な弱みを上手に握り、コントロールしようとし、トラブルを引き起こします。
境界性人格障害の人を見透かす能力は、大事な人に見捨てられてしまうかもという強烈な不安から来ているものですが、周囲の人間にとってはトラブルメーカーというとても怖い存在でもあります。
そこで今回は、境界性人格障害にいち早く気づきトラブルに巻き込まれないために、境界性人格障害の7つの特徴をご紹介します!
透視力でもあるように人を見透かす境界性人格障害の7つの特徴
1 一番の味方になってくれる!過度の理想をかけてくる
境界性人格障害を発症している人は女性が8割ですが、とても魅力的です。
初対面からとても親切にしてくれますし、すぐに味方になってくれます。
しかし、これは会った人に100%の理想を押し付けている境界性人格障害ならではの対応なのです。
境界性人格障害は近づいた人に自分を助けてくれる、味方になってくれる、何をしても見放さない、という理想を持っています。
ですから境界性人格障害も味方になってくれるのです。
しかし過度な理想はメールの返信が少し遅れたことや、SNSに「いいね」を押してくれなかったというようなささいなことでガラガラと崩れ、裏切った、と境界性人格障害は認識します。
裏切られたと感じた境界性人格障害は攻撃を始めます。
2 同情してほしい!知り合ってすぐシリアスな身の上話をする
境界性人格障害は幼少期に見捨てられた経験を持つ人が多く、それが強烈に見捨てられ不安として大人になっても残っています。
つまり、境界性人格障害は知り合った人からとにかく見捨てられたくないので必死で自分につなぎとめようとします。
その方法の一つが「自分の悲しい身の上話で同情を引く」ことです。
境界性人格障害は知り合って間もない人にも、知らされた方が困惑するような悲惨な身の上話を平気でします。
初対面や数回会っただけの人が、いきなり自分は親に捨てられたなどの話をしてきたら深入りしないようにしましょう。
3 日に何度も別人になる!感情の起伏がとても激しい
境界性人格障害は感情の起伏がとても激しく、さっきまでにこやかに会話をしていたのに、突然激怒して訴えると告げてきたりします。
つまり、ある身の回りの人に対して過度の理想を維持しているときは「大好きだ」というような感情がとても強くなりますが、些細なことで裏切られたと感じると見捨てられ不安からの恐怖が強烈に境界性人格障害を襲うからです。
境界性人格障害の感情に「中くらい」や「ほどほど」といった状態はありません。
「好き」と「嫌い」をジェットコースターのように行き来しているのです。
4 周囲はすべて敵!被害妄想が激しい
境界性人格障害はいつ見捨てられるかと怯えているので、何気ない言動ですぐに被害妄想にかられてしまいます。
職場の廊下で数人が立ち話をしていたのを見ただけで「自分の悪口を言っているに違いない」と受け取り、他人とたまたま目が合っただけで「にらまれた」と取ります。
つまり、自分は周囲から嫌われているとあらかじめ信じておくことで、本当に見捨てられたときのショックを少しでも小さくしておこうとしているのです。
境界性人格障害は「自分はいつか見捨てられるのだ」と本気で信じています。
5 カメレオンのように周囲に合わせる!自分がない
境界性人格障害には「自分」というものがありません。
「自分がない」ということが分かりやすいところでは、好みがないこともあります。
流行っているから、パートナーが好きと言っていたから、親が好きと言っていたからと言う理由をつけていることもあります。
境界性人格障害は強烈な見捨てられ不安がありますが、見捨てられることを回避するために好みでさえ目の前の人物に合わせようとします。
ですから、好みが周囲の人間の変化に合わせて変わる人には要注意です。
6 ほどほどは存在しない!白か黒かの思考癖
境界性人格障害の思考癖として「白か黒か」の思考癖は有名です。
対人関係には「味方か敵か」しかありません。
そのため、自分自身に対しても「100点か0点か」の評価しかなく、40点や70点の評価はありません。
つまり、ちょっとでも気に入らないところがあると0点になってしまいます。
それが新しく知り合いになった人に過度の期待をかけ、些細なことで「裏切られた」と感じる境界性人格障害の大きな特徴につながっています。
7 常に自分だけを見てほしい!束縛と依存
境界性人格障害は常に見捨てられ不安を持っていて、なおかつ「自分はいつか必ず見捨てられる」と信じています。
ですから、見捨てられまいと束縛をします。
そして、「裏切られた」と感じるまでは依存をしてきます。
例えば、真夜中に電話をかけてきて何時間も話し続け切ろうとすると激怒する、可能な限り一緒に行動しようとする、自分が会っている時間以外の行動をしつこく知ろうとする、等があります。
境界性人格障害は必死ですから、「やんわりと」断っても聞き入れません。
境界性人格障害には「私にできることはここまでです」とはっきり告げましょう。
さて、『透視力でもあるように人を見透かす境界性人格障害の7つの特徴』はいかがでしたか?
周囲に境界性人格障害がいて、知らない間にトラブルに巻き込まれてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか?
境界性人格障害は幼少期の体験から強烈な見捨てられ不安を大人になっても持ち続けています。
そのために、境界性人格障害は見捨てられまいと必死に努力しますが、周囲の人にはそれが違和感として感じられます。
それが今回ご紹介した境界性人格障害の7つの特徴なのです。
境界性人格障害の7つの特徴を理解して、自分に出来ることと出来ないことをはっきり告げ、トラブルに巻き込まれないようにしましょう!
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