日々生活していると、他の人との交流の中で、「どうしてこの人はこういう行動をとったのか。」と感じたり、仕事の中では「ここはみんなに同意してほしい場面だけど、同意の方向に持っていけるだろうか。」と考えたりすることはありませんか?
もし、相手の行動を見るだけで、その人の考えていることが分かったら。
もし、自分の思い通りに人を誘導することができれば。こんなに楽なものはありません。
そこで今回は、人の行動を読み、自分の行動を活かし、相手を自由に操ってしまう行動心理学をご紹介します。
行動心理学の超活用で人を自由に操る6つのコツ
1 行動心理学から見るその人の中身
まず、行動心理学とは何かというところからご紹介していきます。
行動心理学とは人間の心理の法則を指し、人は心理の法則に基づいて日々行動していると言われています。
人の行動を観察し、行動と心がどのようにつながっているのかを学問として取り入れ、研究されてきたのです。
例えば、爪が伸びてきたとき。普通なら、爪切りで切ります。
ですが、中には爪を噛む人もいませんか?
爪を噛む人は、行動心理学では悲観的な人が多いと言われています。
私たちが赤ちゃんの頃、お母さんの母乳を飲んで育ってきました。
母乳を吸う仕草というのは、赤ちゃんに安心感をもたらします。
赤ちゃんが母乳を飲み安心感を感じるのと同じで、爪を噛んだり、中には鉛筆やペンを噛む癖の人もいますが、そのような噛み癖がある人は、いつも何かしら不安で噛むことでその不安を紛らわし、安心しているということです。
このように、「噛む」という行動だけでも、人の心理が丸わかりになります。
行動心理学をうまく使い、スムーズに物事を進めていきましょう。
2 『Yesの法則』を使った行動心理学
人は、「はい」と言えば言うほど、質問を投げかけてくる人に共感を覚えます。
あなたがもし、大切なお客さんのところへ営業へ行き、どうしても契約がもらいたいときには一度試して見る価値があるかもしれません。
そして、恋愛でも同じです。
好きな人がいて、告白をすると決めたとき、この「Yesの法則」を使うと、いい返事をもらいやすいのです。
人は、何度も共感しているとその人に対して、断ることがストレスだと感じてしまいます。
そして最後に本題を持ってくることで、その人から同意を得ることができてしまうのです。
3 『今だけ!限定!』この二言で購買意欲アップ
営業で毎日毎日廻っている方や、ショップ店員で働いている方にはもってこいの言葉が「今だけ!」「限定!」という二言です。
つまり、制限をかける行動心理学を利用するのです。
自分が消費者になったとき、買いたいけど高いしやめておこうかなと思ったパソコンがあったとします。
ですが、値札の横には「今だけ〇〇円引き!」や「数量限定!おはやめに!」なんて文字が書かれていたらどうでしょうか?
それなら買ってもいいかなと心が動きますよね。
セール時のタイムセールなどもこの制限をかける行動心理学を利用しています。
制限をかけることで、顧客側は自分だけに用意されている価値がそこにあると気づくのです。
4 相槌は会話を操る手段
普段の会話の中で相槌をすることは多いと思いますが、実は相槌も行動心理学を知らず知らずのうちに利用しているのです。
よくあるのが、セミナーなどに行くと後ろに座っているのにも関わらず、相槌を誰よりも多くしている人がいます。
たいてい相槌が多い人は、セミナー終了後の懇親会などでは、講師の方に目をつけてもらいやすく、そこから交流が広がり次のビジネスにつながったりしています。
人は肯定されると嬉しいという心理があります。
セミナー講師に限らず、普段の会話の中でも、相槌を多く打ってもらっている人は、自分の話しを聞いてもらっていることが嬉しくて、ついつい相槌を打つ人の望む方向へと話を持って行ってしまうのです。
逆に言うと、相槌を多く打っている人は、自分が望む方向へと相手を誘導しやすいのです。
普段していることが、実は大きなキーポイントになっているんですね!
5 嘘は手足で見抜け!
嘘をつかれたとき、それを見抜くのに一番簡単なのは目を見ることです。
目をそらしたり、目を合わせなければ、その人の信ぴょう性は下がっていきます。
目を見て嘘を見抜くことは、誰でも分かることでしょう。
ですが、中には目のお芝居がうまい人もいます。
目をそらさずに嘘をつかれると、こちらが騙されてしまうのです。
お芝居は上手い人に遭遇したとき、注目していただきたいのが、手足のボディーランゲージです。
もし、嘘をついていないのであれば、自然な目や顔の表情とそれにあった手足のボディーランゲージが付いてくるでしょう。
しかし、嘘をついているのであれば、目や顔はお芝居をして普通でも、手足の動きがどこか不自然なはずです。
嘘を見抜くときは目を重視しがちですが、是非手足にも注目してみてください。
6 心を開いているかの確認は足を見る
初対面の人も、会ってまだ間も無い人も、相手が自分に対して心を開いてくれているのかどうか気になりますよね?
相手が自分に心を開いてくれているのかどうか気になるときに、気にかけて見てもらいたいのが、相手の足です。
手足も人の感情や心理を濃く出してきます。
心が開いている人は、座っているときに足が開いていることが多いでしょう。
心が開いているのでそれを無意識のうちに足で表現しているのです。
足の開き具合でその人が心を開いているかどうか分かることを知っておくだけでも、その人への接し方や話し方も変わっていきます。
恋愛面や普段の仕事面でも分かりやすく使いやすい行動心理学です。
ですが、もし、相手が足をぴったりと閉じていた場合は、まだまだあなたと打ち解けるには時間がかかるというサインです。
まだまだ時間がかかりそうなのであれば、ゆっくりと焦らずその人との距離を縮めていきましょう。
さて、『行動心理学の超活用で人を自由に操る6つのコツ』はいかがでしたか?
普段とっているあなたの行動も、あの人の行動も全て心と繋がっていることがお分かりいただけたでしょう。
行動心理学を使って仕事や恋愛、プライベート面でもぜひ活用してみてくださいね!
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