断捨離依存症が幸運を逃してしまう5つの理由

断捨離依存症が幸運を逃してしまう5つの理由

断捨離は心の余裕をもたらしますが、断捨離依存症となると話は別!何事も行き過ぎれば毒になるように、断捨離も、依存症の域に達してしまうと、かえって幸運を逃してしまいます。

そもそも断捨離とは、「断行:新たに入ってくる不用品を断つ」「捨行:ずっとある不用品を手放す」「離行:物への執着心そのものから離れる」により「心をすっきりさせる」「良い運気がもたらされる」はずの行動なのですが、いったいどうして、それにのめりこむと幸運が逃げてしまうのか、不思議ですよね。

そこで今回は、なぜ断捨離依存症が、かえって幸運を遠ざけてしまうのかについて、その理由をご紹介します。


断捨離依存症が幸運を逃してしまう5つの理由


1 必要なものまで捨ててしまって後悔する


断捨離で心も環境もすっきりするのはとても良いことですが、そのすっきり感にはまりすぎて断捨離依存症になると、日常生活や対人関係にまで、影響を及ぼしかねません。

また、断捨離依存症になる事で、本来あなた自身が楽しんでいて、生活の潤いに必要不可欠な趣味や、生活のハリまで失ってしまい、心に穴が開いたようになってしまう可能性も否定できないのです。

断捨離依存症になることで、一気に物がなくなる快感や、断捨離しているときのテンションに後押しされて動いているときはよいのですが、ふと我に帰ると、必要なものまですべて捨ててしまっていた、と後悔するケースが後を絶たないので要注意です。


2 目的がすり替わってしまう


そもそも断捨離とは「必要最低限の物で心豊かに暮らす」のが目的です。

しかし、断捨離依存症になると、目的が「いかに持ち物を減らすか」「いかに物を使わずに生活するか」にすり替わってしまいます。

さらに、人間の思考は、自分の言動を正当化するように働きます。

必要であるはずの物を手放してしまった時、普通の状態ならば「失敗した」と思い反省するところを、断捨離依存症になると「断捨離するまでの人生が間違っていた」と正当化してしまうのです。

これにより行動範囲や人間関係が制限されていくだけでなく、「いかに物を持たないか」「いかにその状態を維持できるか」が最大の関心事となっていくため、やがては日常生活そのものに影響を及ぼしていくことになってしまいます。

ですが、断捨離依存症になると、その状態がおかしいということにすら気がつかなくなり、幸運をつかむはずの断捨離が、心の病へと変貌してしまうのです。


3 何でも「自分の断捨離ができていないせい」になってしまう


断捨離を行うことで、身辺を整理し、心にも環境にも余裕を持たせることで、新しい運気を呼び込むのが本来の目的です。

しかし、幸運は一朝一夕に訪れるものではありませんよね、断捨離とはあくまで、その人自身が幸福になるためのきっかけにすぎません。

ですが、断捨離依存症になると「幸せになれないのは、まだ断捨離がちゃんとできていないせい」と考えるようになってしまいます。

例えば、

  • 恋人とうまくいかない
  • 出会いがない
  • 仕事がうまくいかない
  • お金がたまらない

などなど、これらすべてが断捨離のせい……なわけはないですよね、うまくいかない理由には、自分や相手の方法やタイミングの悪さなど、様々な要因が絡んでいるはずです。

ところが断捨離依存症になると、思考がストップしてしまい、これらが、「自分の断捨離の仕方が悪いせい」「もっと徹底的にやらなくては」という考えに変わってしまうのです。


4 「適度」の加減がわからなくなる


断捨離とは「断行:新たに入ってくる不用品を断つ」「捨行:ずっとある不用品を手放す」「離行:物への執着心そのものから離れる」ことですが、これは何もかもを手放すことと同義語ではありません。

必要なものは当然手元に残さなくてはいけませんし、それらをうまく使いながら、不要なものを増やさないことが大切です。

ところが、断捨離依存症になると、その「ちょうどよさ」の加減がわからなくなってしまいます。

断捨離依存症はとにかく「物をなくすこと」「捨てること」に執着してしまうため、「物を所持する」ことに対する判断力が極度に低下してしまっていると言えるのです。


5 「物を捨てること」そのものに依存し始める


断捨離で不要なものを整理すると心がすっきりしますし、達成感が得られます。

この効果自体はいいことなのですが、断捨離依存症になると、その過程や達成感が快感になってきます。

そうなるとその快感を得たいがために、頻繁に断捨離を繰り返し、必要なものまで手放してしまったり、場合によっては、他人のものまで勝手に断捨離を始めたり、価値観を押し付けたりし始めます。

これでは正常な対人関係が築けるはずがありませんよね。

ですが、断捨離依存症になると、それが異常だとは感じられなくなってしまうのです。

「イイことをしているのに、わかってくれないのは、相手がおかしい」と思い込み、周囲との距離がますます遠ざかってしまいます。

こうなると幸運が遠ざかるどころか日常生活にまで支障をきたしかねません。


さて、『断捨離依存症が幸運を逃してしまう5つの理由』はいかがでしたか?

幸運を呼び込むはずの断捨離も、そのものに依存してしまうと、本末転倒になってしまいます。

その結果、日常生活や家族関係、対人関係の上でトラブルが生じたり、心の病へと移行してしまうことすらあるのです。

断捨離依存症にならないためには、ストレスを抱え込みすぎる人などは特に、断捨離ですべてを発散しようと思うのではなく、あくまでも「手段の1つ」として軽くとらえておく方が無難です。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

断捨離依存症が幸運を逃してしまう5つの理由

1 必要なものまで捨ててしまって後悔する
2 目的がすり替わってしまう
3 何でも「自分の断捨離ができていないせい」になってしまう
4 「適度」の加減がわからなくなる
5 「物を捨てること」そのものに依存し始める


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