『モラハラ』という言葉をご存知でしょうか?
モラハラとは、モラルハラスメントの略で、フランスの精神科医が提唱した言葉とされており、精神的な暴力や嫌がらせをして、相手を嫌な気持ち、不快な気持ちにさせることです。
モラハラは、言葉や態度で相手を傷つける行為で、はっきりと目に見えないので、されている被害者も、その周囲の人も気付きにくいのが難点です。
特に、人間関係の関りが多い職場で、モラハラが発生するケースが多く、近年では社会問題となっています。
モラハラは、精神的に追い詰められてしまうので、ストレスが溜まり、職場に居ずらくなったり、行きにくくなってしまい、結局退職せざるを得なくなる状況になってしまいます。
しかし、モラハラをする人には特徴があり、事前に対策をすることが可能なのです!
そこで今回は、モラハラする人の特徴や、特徴別のモラハラ例、被害に合わないための対策をご紹介します!
モラハラとは?職場でモラハラする人の5つの特徴と被害に合わないための対策
1 モラハラする人の特徴!勝ち負けにこだわる人への対処法
成績やノルマなどを決められている職場って多いですよね?
モラハラをする人は、職場での成績や実績で価値が決まると思っており、成績が低い人に、モラハラをする可能性があります。
同時に、モラハラをする人自身がエリートで、目立ちたがり屋の場合、他の誰かが、自分よりも良い成績を収めたときなども、モラハラをしてしまうことがあります。
そのため、モラハラする人は、職場の社員に悪口を広めたり、孤立させたりして、自分に注目させるように、モラハラをしてしまうのです。
特に、責任感が強い人は、モラハラだとは気付かずに、自分に自信を無くしてしまいがちです。
勝ち負けにこだわるモラハラをする人への対策としては、自身が勝ち負けにこだわることなく、いつも通り仕事をこなすことです。
モラハラする人よりも、いい成績を残してしまったらどうしよう?なんて考える必要はないのです。
もし、モラハラに発展しても気にせず、自分に自信を持って仕事をすることが大切です。
2 自己中心的な人には相手に合わせてモラハラ被害に合わないようにする方法
自己中心的な性格の人は、基本的に常識がなく、思いやりがないので、プライベートでもモラハラをしてくることがあります。
具体的なモラハラ例は、休日に仕事の電話をかけてきたり、残業を押し付けてきたり、プライベートなことをしつこく聞いて来たりします。
休日に仕事をさせることはモラハラであり、モラハラをされる人の多くは、休日やプライベートに電話がかかってくるなどを主張しています。
また、自己中心的な人は、相手に共感することや、褒めることもできないので、仕事の意見を聞き入れようとしなかったり、意見をしても全て拒否されたりなどの、モラハラを受けます。
自己中心的な人のモラハラには、距離をとり、極力接しないことがモラハラを防ぐ対策なのです。
そして、上辺だけでも相手に合わせることで、モラハラをする自己中心的な人は、気分が良くなり、モラハラから逃れることができます。
3 嫉妬深い人には要注意!モラハラに発展しないようにする対策
モラハラの行動の中に、新しい仕事を与えなかったり、業務に必要な情報を教えてくれなかったりするモラハラ例がありますが、その多くは、嫉妬心からくるモラハラ行動です。
嫉妬深い人は、他人が何か嬉しそうだったり、幸せそうだったり、褒められたりすることに過剰に敏感で、モラハラしてしまう可能性があります。
自分よりも魅力的な部分が見えてしまうと、居ても立っても居られなくなり、モラハラに発展してしまいます。
また、嫉妬深い人は思い込みが激しいので、気にしなくていいことを、必要以上に気にしてしまう傾向があるため、勝手な思い込みが嫉妬心に変わり、モラハラに発展してしまうのです。
しかし、嫉妬深い人は、自分に自信はないがプライドが高いのです。
そのため、輝いている人を見ると我に返り、嫉妬してモラハラをしてしまいます。
嫉妬によるモラハラを防ぐには、相手を上手に褒めてあげたり、おだててあげると、モラハラを防ぐ効果があります。
また、会話を必要最低限に抑え、深くコミュニケーションをとらないことで、モラハラの被害に合うのを未然に防ぐことができます!
4 自己愛性パーソナリティ障害の可能性がある人へのモラハラ対策
自己愛性パーソナリティという言葉はご存知ですか?
モラハラをする人の特徴で、自己愛性パーソナリティ障害の疑いがある場合があります。
自己愛性パーソナリティ障害とは、自分が一番特別で、他人を思いやれず、自分の為なら人を利用して傷つけたりすることが出来、人間関係が上手くいかないことです。
自己愛性パーソナリティ障害の方が、モラハラに発展する理由は、自己愛性パーソナリティ障害の方の特徴にあります。
自己愛性パーソナリティ障害の症状が重いほど、モラハラもひどくなります。
自己愛性パーソナリティ障害を持つモラハラをする人には、強い自己愛が存在し、自己愛が強いほど、相手への関心度が低いので、相手を傷つけることに抵抗がないのです。
自分がなんでも一番!と思い込む自己愛が強いモラハラ加害者は、自分を認めてくれない人には拒否反応を示します。
自分を認めてくれない人は、敵だと思い込み、自分を守るようにモラハラをしてしまいます。
モラハラ加害者は、自己愛性パーソナリティ障害から、なかなか抜け出せないため、モラハラ行動も止まらなくなるので一番厄介な特徴でもあります。
自己愛性パーソナリティ障害の方のモラハラの、挑発には絶対乗らない、振り回されないようにすることや、「はい」や「いいえ」などで返答し、自分の意見はあまり言わないようにすることを心がけ、モラハラ対策をしましょう。
5 幼少期の家庭環境が悪いとモラハラしやすい?モラハラ被害への対策
モラハラをする人の特徴の1つに、幼少期の家庭環境に問題がある場合があります。
特に虐待は、親からひどい言葉を浴びせられていた、暴力を受けていたなど、今まで自分がされてきたことを、社会に出てからターゲットを探して、モラハラしてしまうケースがあります。
また、親の過干渉・過剰な期待に答えなくてはいけないというプレッシャーや、親に相手にされていなかった孤独感や、寂しさというのも、モラハラをするキッカケになるのです。
親が過保護であった場合も、甘やかされて育ったり、何事も自分の思い通りになる環境にいたことから、思い通りにいかないようなことがあると、モラハラを引き起こしてしまいます。
幼少期の頃の記憶は、なかなか思い出せないこともありますが、印象的なことは小さいながらも記憶するものです。
特に、モラハラ加害者の、幼少期の家庭環境が悪かった場合は、悪い記憶ばかりが蘇り、その記憶が、モラハラ加害者のストレスとなります。
幼少期の辛い記憶は、なかなか消すことができず、怒りや憎しみなどのネガティブな感情が、モラハラを引き起こす材料となってしまうのです。
辛い記憶に触ったり、踏み込んだりするのはモラハラ被害を拡大させ、モラハラ加害者を更にヒートアップさせることになります。
接する時は言葉を選びながら、慎重に接することが大切です。
さて、『モラハラとは?職場でモラハラする人の5つの特徴と被害に合わないための対策』はいかがでしたか?
モラハラは、目に見えない攻撃がほとんどなので、モラハラの多くの被害者は、自分に問題があると考え、自信を失くし、仕事をうまくこなせなくなります。
しかし、、モラハラとは、モラハラをする人のネガティブな特徴から生まれるので、自分に自信を失くす必要は全くないのです。
モラハラを上手く交わし、モラハラする人と上手く接することで、居心地の良い職場環境は作れます!
職場では、自分の才能を十分に発揮し、前向きに仕事に取り組めるように、モラハラ対策をしましょう!
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