寝不足になると起こる金縛りのヤバい原因と対処法7つ

寝不足になると起こる金縛りのヤバい原因と対処法7つ

寝不足を感じている人の中には、「金縛りにあった」と言われることがよくあります。

いったい寝不足と金縛りには、どんな関係があるのでしょう。

そこで今回は、寝不足になると起こる金縛りの原因と対処法をご紹介します。


寝不足になると起こる金縛りのヤバい原因と対処法7つ


1 『金縛り』という言葉の謎


『金縛り』を国語辞典で調べてみると、①動けないように、かたく縛りつけること②金銭で自由を束縛すること、とあります。

えっ?これって、どこに寝不足と関係があるの?と思いますよね。

それでは、なぜ寝不足から起こる金縛りをそのように呼んだのでしょうか。

その謎やメカニズムをこれからひも解いていきます。


2 睡眠中の金縛りの原因とは


睡眠にはノンレム睡眠:脳は休息しているのに身体は活動している、深い眠りの状態と、レム睡眠:脳は活動しているのに身体は休息している、浅い眠りの状態があります。

人の睡眠は普通、ノンレム睡眠から入りレム睡眠へと移行していきます。

これを約90分ごとに繰り返しますが、ここに寝不足が原因で睡眠のリズムを崩してしまうと、逆にレム睡眠から入眠してしまい金縛りの現象を起こすことがあります。

金縛りの現象によくある症状

・脳の意識はあるが身体がどうにも動けない
・自律神経の流れが乱れて、呼吸が苦しくなる
・声を出したくても声が出せない
・身体の上に何かが乗っているような、重みを感じる
・人によっては、不可思議なものを見る

寝不足になる要因

・ 徹夜の作業が続く
・ 疲労・ストレス・心配事でなかなか寝付かれない
・ 就寝直前までのIT機器操作や旅行先などでの、神経の高まりや興奮状態にある

寝不足から起こる身体の症状

・脳に疲労物質が溜まり脳の活動を低下させるため、記憶力や集中力が落ちる
・空腹感をもたらすグレリンホルモンが分泌するため、脳は炭水化物を求めるサインを出すので食欲が増す
・疲労の蓄積による、吐き気・頭痛・めまいを引き起こすこともある

このように寝不足が睡眠のリズムを崩し、悪循環となって金縛りの連鎖をつくります。


3 金縛りで見る「不可思議なもの」とは


金縛りは科学的にも医学的にも「睡眠麻痺」といわれる、睡眠中の意識の覚醒と身体の脱力が同時に起こっている状態のことです。

しかしながら、人間の脳には不可思議なものを感じる何かがあるようで、金縛りを体験した人の中には「誰かのささやき声が聞こえた」「誰かに押さえつけられた」「幽霊を見た」などを聞くことがあります。

これを「心霊現象」と呼ぶ人もいました。また、金縛りから「幽体離脱」をしたという人もいます。

これは身体から自分が抜けて行って、どこか別の次元から現実の自分を眺めている感覚の状態です。

実際はレム睡眠中にある状態なので、身体を動かしていると思えるに近い感覚を受けて起きた現象といえます。


4 寝不足解消のポイントは、質の良い睡眠をとることです


『金縛り』の言葉のもつ謎が、見えてきました。

睡眠の最中にも、そして心身にも、その不快さはあなたを身動きのできないガンジガラメにしているからです。

さて、この章ではそんなガンジガラメを吹き飛ばします。

快い眠りを得るための3つのコツ

不規則な生活習慣を見直す

朝に太陽が昇り、夕方には陽が沈みます。太古の人たちは大自然と密接な生活でしたから、身体は体内時計そのものでした。
しかしながら現代人にはそれぞれの都合があって、これを求めるのは、むずかしいところです。
ですから、なおのこと自覚して体内時計の調整に当たるよう努力しましょう。

日中には適度な運動をする

運動で身体を快く疲労させることは全身への血流もよくなり、質の良い睡眠への助長を促します。
気をつけなければならないのは、夜の睡眠前の運動は脳が興奮状態となるので控えましょう。

心を鍛え、日々のストレスに負けない自分になる

不安や心配を抱いたり、気になることを思い込み過ぎると現実はますます窮屈になっていきます。
いつでも明るく軽やかな方向へと向かう心が、あなたをストレスから守ってくれます。

寝る少し前にぬるめのお風呂に入ったり、深い呼吸(腹式呼吸)をして心身をリラックスさせるアルファ波で脳を満たすことは、今の自分を肯定して満足させることです。

そして今日一日の終わりを静かに豊かな心で寝ることが、安眠の秘訣です。

快い眠りを得るためのコツ、ぜひ試してみてくださいね!


5 『寝不足』の正体は何?


人はその人生の約三分の一は眠っています。

睡眠はその時、身体の疲労を回復させ、心も脳も今日一日の整理整頓をしています。

ですから睡眠をとることは大切なことなのです。

何時間眠れば良いという決まりはありません。

人それぞれで自分の睡眠量でよいのです。

データで平均化された睡眠時間を比較する必要はないのです。

では『寝不足』とはいうけれど、何を基準に『不足』というのでしょう。

そうです! それは「自分」が決めているだけなのです。

寝起きの体調が優れないことを『寝不足』と言うことで自分を納得させています。

たとえ3時間の睡眠であっても、眠れたことが重要で貴重なのです。

「私は寝不足だ!」と、それが不幸でもあるかのように自分の脳に言い聞かせてしまうことがストレスとなってしまいます。

心も身体もリラックスをさせて、質の良い睡眠ができることに気持ちを向けると心が明るくなってきますよ。


6 金縛りになってしまった時の対処法


睡眠中の自分をコントロールすることは、できることではありません。

もし寝不足で金縛りになってしまった時に、その金縛りを解くためには、脳に「身体が起きた」ということを知らせる必要があります。

そのためには、下記にある対処法の4つの動きをすることで、脳は「身体が起きた!」ということを認識して金縛りは解けていきます。

金縛りになってしまった時の対処法

①目をしっかりと開いてみたり、閉じたりしてみる
②目の視線を上下左右にキョロキョロと動かしてみる
③手先指先に意識を向けて、ゆっくりと動かしてみる
④あわてず心を静めて、ゆっくり呼吸をして、じっとやり過ごす


7 「金縛りなんて怖くない!」と自分に言い聞かせましょう


金縛りは寝不足から起こる睡眠リズムの崩れで、睡眠中に脳の意識はまだ働いているのに身体が休息しているため、動かしたい身体をどうにも動かせないモガキの状態のことです。

怖がるのは自分の身体なのに思うように動かせない、「一体これ何なの?!」と、パニック状態となりあわてる心が恐怖心を感じます。

恐怖心を抱かないためには、一度ゆっくりと深い呼吸をして、自分を取り戻すことです。

そう、これはひとつの生理現象に過ぎないのだ、と自分を信じることです。

この金縛りの現象は、あなたが自分の心身をむやみに酷使しないように気づかせてくれたメッセージなのです。

不安にならないことです。自分を困らせるような考え方をしないことです。

そして、「金縛りなんて怖くない!」と自分自身に、はっきりと言い聞かせましょう。

そうすることが、あなたの心も身体も愛おしんで癒すことになるのです。


さて、『寝不足になると起こる金縛りのヤバい原因と対処法7つ』はいかがでしたか?

寝不足を解消するのも、金縛りを生理現象として気にしないのも、すべては自分自身をいたわり、信じ、大事にすることがポイントでした。

寝不足も金縛りも、怖れることではなく自分を困らせる考え方をしないで、一生懸命に頑張ったあとは、ゆったりとリラックスをしたあなた自身にかえりましょう。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

寝不足になると起こる金縛りのヤバい原因と対処法7つ

1 『金縛り』という言葉の謎
2 睡眠中の金縛りの原因とは
3 金縛りで見る「不可思議なもの」とは
4 寝不足解消のポイントは、質の良い睡眠をとることです
5 『寝不足』の正体は何?
6 金縛りになってしまった時の対処法
7 「金縛りなんて怖くない!」と自分に言い聞かせましょう


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