人は、人生の節目に「前厄」「本厄」「後厄」(後厄からさらに、1年見る人もいます)があります。
前厄とは、本厄の前の年ですから、男性なら「24歳」「41歳」「60歳」、女性なら「18歳」「32歳」「36歳」が該当します。
もっとも、これは数え年ですから、実年齢は、マイナス1~2歳と考えるとよいでしょう。
前厄についての解釈は、人や地域によってさまざまで「大きな災厄の前触れ」ととらえる人もいれば、「本厄と同じように慎重になるべき」とする人もいますし、逆に本厄や大厄のみ気を付ければよいという場合もあるでしょう。
そこで今回は、前厄の時にやっておきたいことや、気を付けるべきことについてお伝えします。
前厄とは?前厄の年にやるべきこと・絶対やってはいけないこと
1 前厄とはどんな年なのでしょうか
前厄は、厄年において、本厄の前の年にあたります。
一般的に「本厄に次いで悪い年」と言われていますが、一方では、厄は本厄・大厄の時にのみ来るものだから、まったくもって気にする必要はないと解釈する人もいます。
ただし、前厄は本厄の前年、ということで少しずつ、心身に変調をきたす年ではあります。
あまりにも「あれが起きるかも」「これがダメかも」と、思い詰めすぎるのは当然よくありませんが、自分が今どんな状況にいるのか、心身の状態を振り返って考えるのに良い年と言えるでしょう。
2 厄払いはどうするべきでしょうか
「前厄」と聞いたら気になるのは「厄払い」ですよね。
はたしてやった方が良いのか、それとも本厄だけでよいのか……人に聞いても「本厄のみ」という人もいれば「前厄・本厄・後厄とやる」という人もいるでしょうし、「前厄・本厄・後厄とさらにそのあともう1年やる」という人だっていれば「まったくやらない」という人も当然います。
さてどうしたらよいのか、その答えは「気になるならやっておいて損はない」です。
もちろん風習や地域性に従うのもアリですね。
確かに前厄は、心身ともに変調が出始める時期ではありますが、本人の気持ちによるところも大きいもの。
気になって迷うのは、潜在意識にもよい影響を与えませんから、どうしようかと思うくらいなら、神社に足を運ぶのがよいでしょう。
3 前厄は「金運と人間関係に注意する」年です
本厄が「心身の健康が崩れやすく、事故やケガに注意しなければならない年」なら、前厄は「損出や盗難などに注意しなければならない年」です。
また、離別運や訴訟運が強くなるため、人間関係にも、なにかと変化が生まれやすい年でもあります。
大きな買い物やローンの契約、カード管理などは、よくよく考えるようにしましょう。
人間関係に関しては、とにかく悪目立ちしやすくなるせいか、注目を集め誤解を招きやすいため、人との縁を大事にしつつ慎重になる必要があります。
例えば噂話に下手に参加すると、あとあとあなたの身に跳ね返ることになりかねないので、注意しましょうね。
4 前厄は「ひらめきと人気運に恵まれる」年です
前厄も厄年の1つ、といっても悪いことばかりではありません。
実は「前厄の時は直観が冴える」のです。
企画やプレゼン、アイディアを出すことに関してはもってこいといえる年、自信をもって、思考を柔軟にすることで斬新なアイディアをひらめくことができますよ。
また、芸術にも運が向く年なので、芸術や美術から得るインスピレーションを大切にすると、誰もがあっと驚く企画を考えだせることでしょう。
さらに、なにかと目立つ時期……ということは、うまく人気運や脚光運に転じることができれば、よい意味で、あなたへの注目度が高まります。
あなたの魅力や、スター性などに注目してもらえればまさに吉!ネガティブな方向(悪い噂話や陰口に乗ることなく、調子に乗らず)に行かないよう注意しながら、あなたのもつポジティブな面を活かしていけば、前厄は吉祥へと変えることができるのです。
5 何事も気にしすぎは良くありません
前厄に限らず、本厄だろうが後厄だろうが、気にしすぎは一番よくありません。
とくに「前厄だからどうせ悪いんだ」「厄だからうまくいかないんだ」と、自分の努力不足などを棚に上げて、いじけているようでは、どんな幸運もあなたに対して背を向けてしまいます。
「前厄だから気を付けよう」ならともかく、厄のせいにして、だらけてしまうのだけはやめましょう。
また、気にしすぎて消極的になりすぎるのも困りもの、もともと厄というのは、「心身に変化が出る時だから、気を付けましょう」という先人からの知恵なのであって、厄年だから、必ず悪いことが起こるわけではありません。
前厄だから何かが起こるのではなく、前厄だからと思い込むことで、潜在意識が影響を受けて、悪い方向へ引き寄せの法則が発動してもつまらないですよね。
慎重になるのは大事ですが、必要以上に怯えることはないのだと、胸を張って堂々と生きましょう。
さて、『前厄とは?前厄の年にやるべきこと・絶対やってはいけないこと』はいかがでしたか?
「前厄」と聞いても必要以上にびくびくしたり、逆に、無理して開き直ったりすることもない年だというのが、おわかりいただけたことでしょう。
そもそも厄年そのものが、かつての人間のライフイベントに当たる年であり、心身に大きく変調をきたし始める時期であるため、ここを注意して乗り切るための、先人の知恵と言えます。
あなたの健康などをもう一度見直して、無事に乗り切っていきましょう。
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